メルセデス・ベンツ日本から都市型SUVの「GLA」の熟成進化型が登場した。初代GLAは2014年にデビュー、コンパクトなボディにメルセデス・ベンツのSUV技術を盛り込み、都市での日常生活にも適したスタイリッシュでオールラウンドなコンパクトSUVとして世界でも日本でも大成功を収め、2020年に登場した現行2代目はSUV色を強めた本格派としても高い評価を受けている。
今回発表されたその最新バージョンはメルセデス・ベンツらしい誠実なアップデートが施されたモデルとなっている。なお、この改良型の登場と同時に、限定車「GLA 200 d 4マティック ナイトエディション」(100台限定)を設定し、オンラインショールームで10月31日まで先行販売を開始した。11月1日以降は、販売可能な車両がある場合は全国のメルセデス・ベンツ正規ディーラーでも受け付ける。
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メルセデス・ベンツの最新世代の装備とデザインにアップデート
今回のマイナーチェンジでは、フロントまわりを中心にエクステリアデザインを刷新。標準モデルには他のメルセデス・ベンツ製SUVにも通じるルーバーデザインのグリルを採用、あわせてバンパーやヘッドライトのデザインも変更されている。
また、オプションの「AMGラインパッケージ」では、フロントグリルがクローム仕上げのダイヤモンドパターンをちりばめたシングルルーバーとなり、それにあわせてバンパーもロワグリルなどの開口部を強調した力強いデザインが採用された。
リアまわりではディフューザーやLEDリアコンビネーションランプのデザインを変更し、アルミホイールは標準モデルに18インチ、AMGラインパッケージでは20インチの新デザインのものを装着。ボディカラーの設定も見直して、新たに「スペクトラルブルー」と「ローズゴールド」の2色を採用した。
一方インテリアでは、ナビゲーションシステムをSクラスなどに採用している最新世代のものにアップデートしたほか、アダプティブハイビームアシストの標準装備など、快適装備・安全装備の設定も強化している。
具体的には、ステアリングホイールをメルセデス・ベンツの最新世代のデザインに変更。操作インターフェイスでは、新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を標準装備。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止。コンソールまわりをよりスッキリとしたデザインに変更している。
今回の改良では、100%リサイクルから得られた原料を使用したシートを採用することや、「AMGラインパッケージ」にアダプティブダンピングシステムの可変ダンパーを設定したこともニュースだろう。
メルセデス・ベンツGLA
GLA180 ¥5,990,000
GLA200d 4マティック ¥6,550,000
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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