眼差し鋭く、ひと目でアバルトとわかる強烈な個性も大きな魅力
デザインの最大特徴は、アバルトとして初めて、ボディの随所にブランドアイデンティティである「サソリ」のパーツを模したデザインを採用したこと。18インチアルミホイール、フロントバンパー、ステアリングホイールはサソリの爪を、独特な外観のリップスポイラーはサソリの足を模している。
また、これまでのアバルトモデルではフロントグリルに『ブランドロゴ』を配置してきたが、「アバルト 500e」では、ダークチタングレーの『アバルトレタリング』を初採用。さらに、稲妻の放電によって描かれたかのような新しいデザインのスコーピオンのエンブレムを車体の両サイドに配置している。
そのスタイリングは、愛らしさを感じさせながら、眼差し鋭いフルLEDヘッドライト、スポーティな印象のフロントバンパー、アクセントカラーとしてホワイトを採用したリップスポイラーなどにより、コントラストのある引き締まったものとなっている。
一方、黒を基調としたシックでスポーティな空間としたインテリアは、インパネ、ステアリングホイール、ヘッドレスト一体型スポーツシートなどにアルカンターラ素材をふんだんに採用して高級感を演出。「アバルト 500e」専用ロゴやブルーとイエローのステッチでスポーティさを高めている。
なお、ボディ構成は、3ドアの「ハッチバック」に加えて、オープントップの「カブリオレ」もラインナップする。
先進運転支援システムは電気自動車の利点を生かして全方位に採用。衝突被害軽減ブレーキとレーンキーピングアシスト、トラフィックサインレコグニション、ブラインドスポットモニターをアバルトとして初採用している。
ボディカラーは、アンチドーテホワイト、ベノムブラック、アドレナリンレッド、アシッドグリーンの4色。車両価格は500eツーリスモ ハッチバックが615万円で、500eツーリスモ カブリオレが645万円。全車右ハンドルの設定となる。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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