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【革の豆知識まるわかり】本革財布の価値は革の魅力で7割決まる!知ればもっと好きになるレザーの「基本の“き”」

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【豆知識04】革ができるまで

皮はそのままでは製品として使えない。長い時間をかけ、幾つもの工程を経て革になる。革になるまでの代表的工程をかいつまんで紹介。※革の製作工程は代表的作業を抜粋したものです。

原皮原皮:原皮は国内産を除き、通常、腐敗を防ぐため塩漬けまたは乾燥、さらには半鞣しの状態で輸入される。豚皮以外は多くが輸入皮。

水漬水漬:皮に付着している塩分や汚物などを取り除き、脱水された水分を補い生皮の状態に戻す。パドルやドラム(太鼓)を使用する。

脱毛・石灰漬け脱毛・石灰漬け:石灰乳に浸漬させ、アルカリによって皮を膨潤させコラーゲン繊維をほぐすとともに、毛、脂肪、表皮層を分解除去する。

垢出し:処理しきれなかった毛根などを取り除き、銀面をきれいに。垢出機(スカッディングマシン)または銓刀を用いて圧出除去する。

脱灰・酵解脱灰・酵解:残存した石灰を取り除き、鞣し剤の浸透を容易に。酵解とはタンパク質分解酵素により不要なタンパク質を分解除去すること。

鞣し鞣し:用途に合わせてクロム鞣し、タンニン鞣し、クロム+タンニン鞣しなどを行う。タンニン鞣しは半年以上時間をかける場合も。

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この記事を書いた人

岡藤充泰

ライター岡藤充泰

ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。

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