水絞り・伸ばし:機械(サミング・セッティングマシン )を使い 、 鞣した革から余分な水分を絞り、革を伸ばす。水分を除 いた後に加脂が行われる。
乾燥:革中の染料や加脂剤を固着させるために乾燥させる。自然乾燥または熱風乾燥。革の感触に直接的に影響する重要な工程。
ステーキング:ステーキングマシンを使い、革を揉みほぐし、柔軟性や弾力性を与える。この後に張り乾燥、縁断ち、銀むき 、塗装などの工程へ。
アイロン・艶出し:オーダーに応じて、艶出し、アイロン、ポリッシングなどの仕上げ工程が行われる。型押し加工や揉み作業なども仕上げ方法の一つ。
このように様々な工程を経て製品革が完成!
今回は、革にまつわる豆知識を多数取り上げました。いま本革財布を使用している人にとっては、より愛着が増したのではないかと思います。また、これから本革財布を購入したいと検討している人にとっては、改めて基礎知識を復習できるよいきっかけになったのではないでしょうか。長く使い続けることで味が出る製品だからこそ、大切に選びたいものですね。
撮影/坂下 丈洋(BY THE WAY)
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ライター岡藤充泰
ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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