ちょっとそこまでを楽しく、快適にしてくれるチルな走り
スリムなボディはまがたりやすく、足つきも良好。スイッチを入れてスロットルを開けるとまさにスーッという感じで走り出してくれる。電動バイク特有のトルク感は抑え気味となっていて、確かに二輪初心者でも扱いやすい感じだ。原付一種の制限速度である30km/hまで(フラットな道路)はモタつくこともなく、まさにスムーズな走りでストレスはない。
坂道はパワフルとまでは言わないまでも問題なくしっかりと上がってくれる。ハンドリングは軽く、コーナリングもスムーズ、また小回りも利くので、入り組んだ道でも心配はない。現状、バイクに乗っている人にとっては物足りなさを感じることもあるが、それは原付一種モデルのガソリンモデルも同じ。それよりも電動モデル独自のダイレクトなトルク感と振動の少ない静かな走りを新鮮に感じるはずだ。
さらに二輪に乗る機会のなかった人にとっては、普通の自転車なら頑張る必要があり、また電動アシスト自転車ではアシストできない速度域をスロットルを軽くひねるだけで楽に出すことができ、ちょっとした爽快感と遠征する楽しさを与えてくれる。用事がなくてもチョイ乗りをしたくなり、ちょっとコンビニへ行くのも楽しくなる、そんな一台となっている。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
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