【マニアックな調味料知識】キャンプ飯にとことんこだわるなら……知っておきたい「スパイス＆ハーブ学」

代表的なスパイス10種

① カルダモン

ほんのりと柑橘系を思わせる甘く爽やかな強い香り。香りの王様と呼ばれることもあります。北欧、インド、中東などで多用されるスパイスで、肉や魚料理、カレーなどの他、パンや菓子、ドリンクの香りづけにも。

② クミン

カレーを思わせるエスニックな香りでカレー粉やチリパウダーなどのミックススパイスにも使われます。肉や野菜の炒め物などによく利用されます。クミンシードは料理の最初に油と一緒に加熱し、香りを引き出してから料理をするとよいでしょう。

③ クローブ

甘く濃厚な香りと舌がしびれるような刺激的な風味が特徴。肉との相性がとてもよく、ポトフやビーフシチュー、カレーなどによく利用されます。また果物との相性もよいので、コンポートや焼きりんご、ホットワインなどにも。

④ コリアンダー

カレー粉の原料のひとつ。甘くさわやかでほのかにスパイシーな香り。肉や卵料理のほか、クッキーやパンなどにも利用されます。葉の部分はパクチーとして人気のハーブです。

⑤ サフラン

エキゾチックな芳香と、黄金色の色づけに利用されます。サフランの色素成分クロシンは水溶性。スペインのパエリア、フランスのブイヤベース、イタリアのミラノ風リゾットなど、魚介類や米料理によく利用されます。