狩猟用ジャケットらしい実用性やデザインに魅せられた!
バブアーには多くの定番ジャケットが存在しています。特に有名なのが3モデルで、乗馬用に開発された「ビデイル」、フライフィッシング用で短丈の「スペイ」、そして最後が狩猟用で長丈の「ビューフォート」です。
ジャケットをよく着る者としては、「ビューフォート」がいいんですよね。「ビデイル」も着丈感をジャストで合わせられるのですが、よりロングな「ビューフォート」のほうが余裕があるし、前を開けた状態でも様になりやすい。前を開けると、バブアータータンと呼ばれるオリジナルのタータン柄がチラリと見えるのも小洒落た感じがしていいんです。
また狩猟用に開発されたジャケットですので、上品な見た目の中に屋外における活動を前提とした仕様が散りばめられているのも「ビューフォート」ならではの魅力です。
そのことを示す最大の特徴が、ゲームポケットの存在でしょう。背面に左右どちらからでもアクセスできる大型のポケットのことで、もともとは狩った獲物を入れて持ち帰るために設けたものだとか。現代社会で獲物入れてしまうと大変なことになってしまいますが、代わりにペットボトルやタブレットなど、けっこう大きな荷物を入れておけます。寒い時期は温かい飲み物を入れておくと、収納できるし保温もしてくれるしで便利でした。ちょっとしたボディバッグ代わりになるので、できるだけ手ぶらで過ごしたい人にもぴったりですね。
腕を動かしやすいラグランスリーブ仕様なのも野趣なスタイル。チンストラップがついているので、寒いときは襟を立てて首元を覆うこともできます。襟にはコーデュロイ生地が使われていますから、肌当たりも良好です。
腰元にハンドウォーマーを備えているのも、バブアーのジャケットの特徴です。ここに両手を突っ込んで佇むスタイルがかっこいいんですよね。しかも「ビューフォート」は長丈なので、ハンドウォーマーの位置が「ビデイル」よりも下のほうにあり、よりゆったりと構えられました。
袖口には隠しリブがあり、面ファスナーで手元を留められる作り。寒さが厳しいとき、これがあれば防風性がかなり高まりそうです。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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