ドライバーやチームの意見を取り入れて内外装のデザインを変更
エクステリアやインテリアの変更は、まさにレースやラリーフィールドでのノウハウが盛り込まれたもの。
フロントグリルに軽量かつ高剛性なスチールメッシュを採用し、サイドロアグリルを開口部の大きい形状に変更して冷却性能を確保。石などの飛来物による損傷があった際の復元・交換作業を効率化するために、バンパー下部を中央および左右の3分割構造に変更した。
リアではハイマウントストップランプを、ルーフスポイラー内蔵からリアコンビランプ一体化に変更しているが、これにより好みのスポイラーに換装しやすくなっている。
インテリアではスーパー耐久シリーズや全日本ラリーの参戦車両をモチーフに、インパネデザインを刷新。操作パネル・ディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置することで、視認性と操作性を改善した。
またコクピットを「高い運動性能を実現するための重要な要素」として捉え、ドライビングポジションを従来型よりも下限を25mm下げるとともに、バックミラーの取り付け位置を上部に移動し、センタークラスターの上端を低く設定して、クリアな前方視界を確保している。
さらに、ドライバーからの要望に応えて、Mモードでのシフトレバーによる変速操作の向きを変更し、AT車にも手引き式パーキングブレーキを採用した。
また、全日本ラリー参戦の経験を活かし、パーキングブレーキの配置変更をRCにオプション設定。車両前方へレバーを移動することで、ステアリングとの距離を近づけ素早い操作を可能としている。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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