2009/01/07 19:27
うわさの“ミラーレス”デジタル一眼を使ってみた!〔デジイチレビュー〕第1回
読者のみなさん、こんにちは。晴れわたる青空、冬の澄んだ空気のなかを歩いていると、思わず「あぁ、ここでシャッターを押したい!」、そんな気分になることはありませんか?
実は1月10日(土)発売のMonoMax2月号の大特集は「デジタル一眼超入門」です。
(こんな表紙ですので、ヨロシクお願いします。)
さて、いま最も気になる商品のひとつといわれている、デジタル一眼カメラ(略して、デジイチ)。
MonoMaxWEBでは、発売に先行して、本誌カメラマン・伊藤幹によるレビュー記事を3日連続で掲載します。
扱う機種は、軽くて取り回しがいいと評判も上々のパナソニックのルミックスG1。(表紙でダンテさんが持っているものです)
どうしてデジイチが楽しいのか?ハマってしまうのか? 感じていただければさいわいです。というわけで早速第1回です。
第1回 とにかく軽い!お手軽一眼はかしこまらずに感覚で撮ろう!
こんにちは、カメラマンの伊藤です。 よろしくお願いします。『ルミックス G1』を手にするのは、昨秋の新製品発表会以来でしたが、持った感覚はやはり「うわ、軽いな!」でした。
そりゃそうだ。いつも仕事で使用している一眼レフにくらべたら重さが3分の1程度しかない。
しかし、いくら小さいとはいえ、れっきとしたレンズ交換方式の一眼デジタルカメラだ。
そう、すでにお気づきの読者もいると思いますが、これは「一眼デジタルカメラ」であって、「一眼レフデジタルカメラ」ではない。レフといわれるミラーとプリズムがボディの中に入っておらず、そのかわりにイメージセンサーで捉えている画像をライブビューモニターとよばれる背面にある液晶画面と、ファインダー内のもう一つの小さなライブビューモニターに写す仕組みとなっているのだ。
この「ミラーレス構造」の採用が、こんなにも小さくて軽い一眼デジタルカメラを生み出したのだ。
ある意味、コンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)の高級機と一眼レフデジカメの中間に位置するといえるこのカメラは、その位置づけどおり、とにかくコンデジ感覚で気軽に撮影を楽しむのに最適だ。
最近のルミックスのコンデジタイプにも搭載している「おまかせiA」モードに合わせておき、測距モードは追尾AFにしておく。あ、いいなと思ったらファインダーを覗き(ファインダーに目を近づけるとセンサーが感知して自動的に背面のライブビューからファインダー内のライブビューに切り替わる)左手でズームリングを回し、構図を考えて右手の人差し指でシャッターを切る。
って、ついつい難しそうな表現になってしまいましたね。
すいません。
難しそうに書いたけど、簡単にいうと、「『おまかせiA』に設定しおけば、左手でレンズをまわして構図を決めて、右手人差し指でシャッターを押す」、これだけでいいってこと。後のことはだいたいカメラがやってくれるというわけです。
両手を使って撮影するのが基本スタイルになるので、
手ブレもおきにくい。
さて、実はほとんどのコンデジには、いろいろなシーンで上手く撮影できるようにシーンセレクト機能がついている。例えば、南の島で撮影する、パーティ(のように室内)で撮影する、スポーツシーンを撮影する、などなど。でも昨今はその選択肢が多くなりすぎ、かえって選ぶのが面倒と思っている人も多いのではないでしょうか? しかしこのパナソニックの「おまかせiA」は カメラが被写体を判断し最適なシーンをかってにセレクトしてくれる。
めちゃめちゃ親切なカメラといえる。
特に意識しなくても手前に焦点があって、背景がボケてプロっぽい写真になります。
そりゃたまにはカメラだって間違えることもあるかもしれないが、あれこれ撮る前に考える事なくシャッターチャンスに集中することができれば、今まで以上の傑作が撮れるのはうけあいだ。
とにかく気軽な気持ちで感覚的にパシャパシャと撮りまくろう!それがこのカメラの上手な使い方だ。
え?全然レビューになってないって?
すいません。
でも、たまには、カメラマンが書いたとは思えないようなレビューもいいのではないでしょうか?
〔明日は、大きな特徴のひとつである「ライブビューモニター」について述べます〕
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