2009/01/08 10:10
自由に動くライブビューモニターが、撮影の新しい楽しみを生み出す〔デジイチレビュー〕第2回
こんにちは、カメラマンの伊藤です。
今日はパナソニックのデジタル一眼カメラ(以下デジイチ)『ルミックス G1』のレビュー第二回目です。
まだデジイチを触ったことがない人、興味はあるけどちょっと遠慮している人にデジイチはこんなに手軽なんだ!と感じていただければ幸いです。
昨日は、「とにかく構図だけを考えてシャッターを押そう!」という内容でしたが、今日はそれに加えて「ライブビューモニターを使ってみよう!」という提案です。ライブビューモニターっていうのは、見ている画像を映している液晶画面のこと。『ルミックス G1』には、ファインダー内と本体背面の2カ所にそれがついています。
コンパクトデジカメ(以下コンデジ)でカメラデビューした人は、カメラ背面のモニターを見ながら構図を決めて撮影するのがあたりまえになっていると思うけど、コンデジの延長戦上にあるデジイチ『G1』も最初はそれと同じ撮り方でいいんです。
『G1』の背面液晶モニター(ライブビューモニター)は、左横に180度まで、さらに上下180度フレキシブルに回転する、このギミックをつかって撮影すると、ハイアングルやローアングルが縦カット横カット関係なく視認できて、自由でさまざまな新たな構図を発見することができるはず。
実は、これは今での一眼レフデジカメではあまり実現できていなかった新しい世界感でした。(※厳密にいえば他メーカーでも横イチ限定で動くものや、外付けファインダーでローアングルを撮影できるものはある。)
たとえばイベントやライブで人垣の頭越しに手を伸ばしそのパフォーマンスを撮影してみたり、手の届かない高いところの花や昆虫もこの方法で撮影してみよう。
また、ハイハイする赤ちゃんやかわいいペットなどを被写体の目線までカメラを下げて撮るのもこの可動式ライブビューがあれば楽に撮影でき、今まで以上の臨場感のある傑作が撮れる。(撮影時にはいつくばらなくてもいいしね。)
日常のスナップ写真を撮る時にも使える。たとえばカメラを首からさげモニターを上に向けておけば被写体にカメラで撮っていることを意識させることなく自然な瞬間を捉えることができるはずだ。レンズを向けるとすぐにピースをしちゃうマンネリの子供写真もたまには自然な表情やシーンを狙って撮影してみるのもおもしろいだろう!
というわけで、今まで撮影したことのある風景やシーンも、このライブビューモニターを生かして撮影すると新鮮なものに変わる。どうつかうかは自分次第だけに、いろいろ試してみてください。
え?今日のも全然レビューになってないって?
でもなんとなくデジイチが楽しそうに思えてきたのではないでしょうか。
〔明日は、ちょっと難しそう?いいえ全然!な「マニュアルフォーカス」について述べます。〕
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