街中でも見かける“新基準”未達車……車検を通せないクルマが続出の可能性!
変更点としては検査時の基準がハイビームからロービームへの変更で、背景にあるのは法律的にはハイビームが基準とはいえ、実際はロービームで走ることがほとんど、ということがある。これ自体は問題はなしで、気になる開始時期については、2015年9月1日からと実はすでに実施されていている。すでに9年前から変更されているわけで、なにが問題なのかと疑問に思うかもしれない。
現状は移行期間ということで、ロービームでダメな場合、ハイビームで再度検査してOKなら車検もパスということになっている。ロービームよりもハイビームのほうが光量は多いので、ギリギリの場合、そうなることが結構ある。
そしていよいよ、本格運用となるのが2024年8月1日以降。ロービームだけの検査となって、ハイビームは不可ということになる。さらに言ってしまえばこれ自体もとくに問題ないように思えるが、対象車が問題で「平成10年(1998年)9月1日以降に生産された車」となっている。つまり現状で約25年経過しているクルマも対象となるわけで、そうなるとライトの明るさが問題になってくる。
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする