最新スペックの3つのパワーユニットを搭載
パワーユニットは、「1.5L eTSIマイルドハイブリッド」と「2.0L TDIクリーンディーゼルエンジン」に加えて、従来よりEV走行レンジを延伸させたプラグインハイブリッドの「eHybrid」をラインナップ。
48Vマイルドハイブリッドとなった「1.5L eTSIマイルドハイブリッド」は、燃焼プロセスに高効率なミラーサイクルを採用し、ガソリン用可変ジオメトリターボを組み合わせて、省燃費とトルクレスポンスを両立させた最新スペックのユニット。駆動方式も効率のよいFWDで、気筒休止とコースティング時のアイドルストップ時間を拡大したアクティブシリンダーマネジメントACTも備わる。
2,200barのコモンレールを用いる「2.0L TDIクリーンディーゼルエンジン」は、2連式SCR噴射を採用したツインドージング型で、高いNOx除去能力と優れたレスポンスを実現した最新世代のもの。日本仕様ではこのTDIエンジンをフルタイム4WDシステム”4MOTION”との組み合わせで展開する。
プラグインハイブリッドの「eHybrid」は、1.5L eTSIのエンジンをプラグインハイブリッドのアシストにあわせて専用チューニング。システム総合出力として150kW/350Nm(欧州公表値)を発生し、19.7kWhのリチウムイオンバッテリーを使って120km超のEVレンジ(WLTC、欧州計測値)を実現した。日々のドライブはローカルゼロエミッションとして、遠出はハイブリッド車として、多様なライフスタイルを支える。
駐車支援システムも最新の“Park Assist Plus”に進化。ステアリング操作だけでなく、アクセル・ブレーキも自動操作する。新たに搭載されたメモリー機能では、駐車スペースの50m手前からの操作を記憶することができ、最大5件までメモリー登録可能となっている。
グレードは、“Travel Assist”やレーンキープアシストシステム“Lane Assist”、 レーンチェンジアシストシステム“Side Assist Plus”などの最新の運転支援システムをすべて標準装備とした「Elegance Basic」(1.5eTSIのみ)をエントリーグレードに設定し、15インチの大型タッチディスプレイを備えた純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”やヘッドアップディスプレイを標準装備した「Elegance」、そして専用エクステリアを身に纏い、専用シートや19インチアルミホイールを装着した「R-Line」の3グレードを設定し、計7グレード展開となる。
注目の車両価格はまだ明らかになっていない。
■パサート:7グレード展開
eTSI Elegance Basic (110kW/150PS)
eTSI Elegance (110kW/150PS)
eTSI R-Line (110kW/150PS)
TDI 4MOTION Elegance (142kW/193PS) / 4WD
TDI 4MOTION R-Line (142kW/193PS) / 4WD
eHybrid Elegance (110kW/150PS)
eHybrid R-Line (110kW/150PS)
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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