美容にもダイエットに良いとされており、クリーミーで様々な食材との相性抜群……それがアボカドです。魅力的なのでたくさん食べたい……!と思うものの、スーパーでの選び方や変色を防ぐ方法など意外と知らないことも多いです。
そこで今回はあまり知られていない「アボカド」について、食の専門家であるスギ アカツキさんに教えてもらいました。
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スーパーで傷んでいないアボカドを見分ける方法は?食べ頃が一発でわかる方法も
アボカドは購入する時から難易度が高い気がします。良さそうなものを選んでも、自宅でカットすると中身が真っ黒で食べることができなかったということもありますよね。売り場で見分ける方法はないのでしょうか?
「以前、アボカド専門店のオーナーさんに聞いたのですが、カットする前に良いアボカドを選ぶのはプロでもとても難しいのだそうです。スーパーによってはカットして中身が黒かったら交換します、と書いてあるところもありますが、それぐらい売り場で手に取っても見分けることが難しいということ」(スギ アカツキさん)
えっ、それではほぼ博打ということでしょうか?
「そうですね、カットせずに見分けるのは難しい前提で、野菜や果物などでなるべく信頼できるお店を選ぶと良いと思います。ちゃんとしたお店なら交換してもらえるので、ダメなら交換してもらいましょう」(スギ アカツキさん)
お店によっては、少し高級なアボカドと普通の価格のアボカドが2種類あるところもありますが、やはり高いものの方が失敗する確率も低いのでしょうか?
「高級アボカドはなぜ高いのかというと、①栽培環境が違うこと、②なるべくギリギリまで熟させてから出荷しているから、が考えられます。一般的に多くの果物は、木になった状態でギリギリまで生育し、完熟の手前で収穫した方が美味しくなります。ただ、時間や手間がかかるから価格は上がるんです。果肉が全く成熟してないまま収穫され、貯蔵・輸送環境が悪いと果肉が変色する可能性が高いため、それらの視点を考慮して提供される高級アボカドは『カットしたら黒くなっていた』確率は下がります。もちろん100%ではありませんが」(スギ アカツキさん)
アボカドで難しいといえば、『食べ頃の見極め』もあります。購入後、そろそろかなとカットしてみると全然固かった……ということもありますよね。
「食べごろはアボカドの皮を触って柔らかければOK、とよく耳にしますが、あれは間違い。プロは軸部分を触って確認します。軸部分がゆらゆらしてきたらその日か翌日が食べごろなんですよ」(スギ アカツキさん)
……軸を触ったことはありませんでした。これからは軸のゆらゆらをチェックしてみます!
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Twitter:@KA_HO_MA
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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