覚えておきたいサステナブルな用語&規格
・ディーセント・ワーク
国際労働機関(ILO)が提唱。「働きがいのある人間らしい仕事、より具体的には、自由、公平、安全と人間としての尊厳を条件とした、すべての人のための生産的な仕事」のことで、安全で健康的な労働条件の実現を目指す。
・サーキュラーエコノミー
循環型経済のこと。リサイクル・リユース・リデュースの3Rをベースに廃棄物の一部の再資源化も目指し、より高度な循環型の経済システムによって気候変動や生物多様性、廃棄物、汚染といった社会的課題の解決を図る。
・エシカル消費
環境に配慮した商品を選ぶ、地産地消を促す、社会的弱者の支援につながる商品を購入するなど、倫理的・道徳的な配慮を伴う消費活動のこと。社会的な課題解決を果たすべく、それらに働きかける事業者を応援する。
・アップサイクル
単にリサイクルするだけにとどまらず、新しい技術やアイデア、クリエイティブの働きによって、元の素材よりも価値の高い素材や製品を生み出そうとする動き。廃棄量の削減や環境への負荷を低減し、持続可能性を高める。
・フェアトレード
発展途上国との貿易において公正な取引を行い、途上国の人々の生活改善に資するための取り組み。国際フェアトレード基準に基づき、産品や生産地域ごとに最低価格や社会発展のためのプレミアムが明確に設定されている。
・Society 5.0
現在の情報社会(Society 4.0)に続く、日本が提唱する新しい社会モデル。「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」とされる。
・SDGs
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」「つくる責任、つかう責任」など17のゴールと169のターゲットから構成される。2030年が達成年限。
・ESG
環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)のこと。企業が長期に成長するために欠かせない要素とされ、これらを考慮して経営・事業活動を行う企業に積極的に投資することをESG投資という。
取材・文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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