日本市場のニーズに対応した電動中型路線バス「エレクシティタウン」
「エレクシティタウン」は日本市場のワンマン路線バスの車体規格やニーズに対応したモデルで、リチウムイオンバッテリーを搭載して220km以上の航続距離を確保し、乗客乗下車時の死角地帯の障害物を感知する「SEW-Near」機能や各種センサーで車両の挙動を測定、モーターの出力とブレーキを制御することで悪天候や滑りやすい路面でも車輌のコントロールを容易にする「VDC(車輌安定装置)」など、日本の路線バス運行で求められている機能、各種安全装置を標準装備する。
充電はCHAdeMO 急速充電器に適合、主要充電器に対して問題なく充電ができるかなどの実車実機確認テストにもパスしている。また、2024年問題に対する取り組みとして、車両管理の省力化を実現するテレマティクスサービスの導入準備、国内翌日納品率95%以上を目指した部品在庫、パーツの修理・交換など、各種アフターサービスも提供する。
こうした取り組みにより、「エレクシティタウン」は公益財団法人 日本自動車輸送技術協会から「補助対象車輌」に認定され、バス事業者、自治体などは「エレクシティタウン」を1台導入するごとに¥17,692,000円が補助金として交付される。
現在の日本市場では、電気バスのメーカーラインナップは限られており、公共交通機関を運営する自治体や事業者などにとって、環境問題に対応できる車両の導入が急務となっている。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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