【乗ってみた】国産クロスオーバーSUVの最新作、マツダ新型CX-5にみられたこだわりの深化!
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クロスオーバーSUV、流行ってますね〜。「クロスオーバーSUV」って大ざっぱに言えば、“高級感と都会的な雰囲気を持つ車高の高いモデル” (←雑過ぎ。笑)のことですが、ここ数年、海外メーカーに限らず、国産メーカーからもこぞって新しいモデルが登場しています。で、その先駆けとなったのがマツダのCX-5(先代モデル)です。2012年当時、「第三のエコカー?」としてクリーンディーゼルエンジンを搭載してデビューし、スマッシュヒットとなりました。
そんな先代型は、クロスオーバーSUVとしては優れたハンドリングとパワフルなディーゼルエンジンもあって好印象でしたが、今年2月に登場した新型はどうでしょうか。なんと、発売からわずか1ヶ月で月間販売計画台数の約7倍も売れた!(約1万6000台) と聞き、今回はその魅力を探るべく、試乗させてもらいました。
マツダの資料を読むと、「走る歓びを深化」がうんぬんなどと書かれていますが、これってクルマに乗り慣れてないとイマイチよくわからないですよね(笑)。実際、筆者が乗ってまずどんな思いを抱いたかというと、「ものすごく深化してんじゃん!」です(←単純)。まず「走る歓び」の部分については、「不満がない」んです。曲がろうと思ってハンドルを切れば、望んだとおりに曲がり、加速しようとグイッとアクセルを踏み込めば、不満のない加速力をみせてくれます。まったくドライバーの期待を裏切りません。裏切らないどころか、期待以上の結果をもたらしてくれます。
そして「深化」の部分ですが、ただの「進化」じゃなくて「深い」わけです。たしかに、あらゆる部分で作り込まれています。深い部分までです。だから運転フィーリングに安っぽさが感じられませんし、見た目の高級感もすごくあります。全体のスタイリングも、先代型よりすっきりとしているようで、実車を見るとダイナミックさが感じられます。独自の価値観とセンスのあるマツダの「魂動」デザインの最先端をいっていて、輸入車好きの人のツボを刺激するかもしれませんね。
それから、新型CX-5を買ったユーザーの95%が、先進安全装備「i-ACTIVESENSE(アイアクティブセンス)」搭載モデルを買っているのだとか。やはり安全装備って大切ですね。実際、一定速度で走り続ける「レーダークルーズコントロール」は、前車追従速度域の下限が30km/hから0km/hまで下がり、高速道路の渋滞などでは自動で停止までしてくれますし、カメラやレーダーは、車両や障害物だけでなく、歩行者や交通標識の検知・認識まで可能になったのだとか。
国産クロスオーバーのなかでも比較的上のクラスのモデルなので、価格もそれなりですし(約246万〜352万円)、ボディサイズも結構大きめです。そういう意味では、ある程度クルマの魅力がわかる素敵な大人にふさわしい、極上の一台といえるのではないでしょうか。
TEXT/安藤修也(フォッケウルフ)
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