睡眠にまつわるNG行動を深堀り
――よく聞くNG行動についても教えていただきたいです。寝る前にスマホを見るのはやっぱりいけないんでしょうか?
「この行動、必ずしもNGというわけではないんです。今はブルーライトカットのメガネやフィルムなどもありますし、見るもの次第ではスマホを触っても問題ありません。例えば、チャットなど相手がいるようなものは、脳が冴えてしまうのであまり良くありませんが、さらっと流し見できるようなもの(自分が受け身で楽しめる)ならOK。あとはスマホ画面の明るさを下げるのもいいでしょう。その人にとって、スマホを見るのがリラックス方法の一つであるのならば、ある意味、入眠儀式にもなり得ると思います」
――あとは靴下を履いたまま寝るのもNGですか?
「【体温が高い状態から下がっていく=眠りの質がアップする】ため、眠たいと感じるタイミングで、手足から熱を体外に放散しているんですね。ここで靴下を履いたままだと、熱がこもってしまいます。結果的に体温がなかなか下がらないため、寝付けなかったり、眠りが浅くなったりしてしまう原因に。だから靴下を履いたまま布団に入るのは、避けた方がいいでしょう。もしも冷え性でどうしても靴下が手放せない場合は、工夫が必要。レッグウオーマーであれば足裏が開いていますし、ゴムが緩くなった靴下であれば、寝ている間に無意識で脱ぐことが可能なので、履いたままでもOKです」
――また、“休日なんかによくまとめて寝る”という人も多いと思いますが、これもやっぱり良くない?
「そうですね。寝だめはリズムを狂わせてしまう原因になってしまいます。休日も含め、起床時間はできるだけずらさず、明るい光を浴びることが大切です。体内時計を一定に保つことができますよ。もし睡眠不足の場合は、仮眠で補うのがおすすめです」
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この記事を書いた人
ライター黒川 すい
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集と喫茶店巡り。
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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