「今絶対に食べてほしいカップ麺」寿司に味変!?、超ロングセラーが進化…即席麺マニアが薦める“2025年スタートにふさわしい”注目作ベスト3
執筆者: 食文化研究家/大和イチロウ
第1位 1982年からの超ロングセラーがリニューアル!もっと早く出会いたかった味No.1は健在!
日清食品
「カップヌードル チリトマトヌードル」
¥236(税別)363kcal
カップヌードルの長い歴史で現存しているフレバーの中で3番目に古株のチリトマトヌードルですが、このたび具材が白謎肉からおなじみの謎肉へリニューアルとなりました!(写真右)
中の人目線では、具材を変更するということはスープの構成も大小なりに変えなければなりません。特に日清の看板メニューでもある「カップヌードル」シリーズですから、間違いなくアップグレード!これは非常に期待できます!!
新旧で比べてみました。確かにすべて豚肉由来の謎肉にリニューアルしています。他の具材、キャベツ・コーン・トマト・インゲンは変更無いようです。
2017年にチリトマトヌードル35周年記念として白い謎肉がデビュー。それによりスープの内容も変化しました。詳しくは後述しますが、2017年以前のテイストの時はよく食べていたのですが、白謎肉に変更してからは以前ほどは食べなくなりました。しかし2025年のリニューアルになってからは、ほぼ毎日食べているほどです。
日清食品の公式では2017年からのチリトマトヌードルは[すっきりとしたスープ]に改変したので、2025年の今回のリニューアルしたスープは2017年以前のしっかりしたトマトとスパイスがしっかり効いたチリトマトヌードルにリターンしたイメージです。
また謎肉から染み出す「エキス」がプラスされることで、よりコク感あるスープに変化していきます。やはり私は2025年のリニューアル版の方が個人的に好き。
麺には新たに香味調味料が加わってさりげなく美味しさを強化しています。しなやかで独特のコシのあるソフトな麺。やはりカップヌードルといえばこの麺でないと。テイストによって麺の幅を変えている芸の細かさもトップランナー&ロングセラーの秘密かもしれません。
私のコレクション(という名のゴミ)から過去の原材料を確認したところ、ちょい前まで乾燥した鶏肉を使っていたんですね。そういえばそうだった。結構ロゴも変わっていて、時代を感じさせてくれます。バーコードが8ケタも懐かしい。
「カップヌードル チリトマトヌードル」の評価
【計24/25点】
麺・・・・・・・★★★★★(星5つ)
具・・・・・・・★★★★☆(星4つ)
スープ・・・・・★★★★★(星5つ)
作りやすさ・・・★★★★★(星5つ)
コスパ・・・・・★★★★★(星5つ)
【総評】
ロングセラー商品のリニューアルは会社の屋台骨だけに、リニューアルはかなり慎重に行われると聞いています。今回のリニューアルはトマト好きだけでなく、カップヌードルの味替えにぜひ食べてみてください。絶対トリコになります!
いかがだったでしょうか。今年は昭和100年、リバイバル物などさまざまなリリースが予定されています。昭和世代の懐かしいものから、平成・令和世代には目新しいものまで2025年はインスタントラーメンから目が離せません!
食文化研究家・大和イチロウ
インスタントラーメン専門店・やかん亭代表。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年間で25,000食を実食。
インスタントラーメン専門店やかん亭
ラーメンマニア・大和イチロウがその足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店。300種類を超えるおいしいラーメンが大集合!
https://yakantei.com/
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文・撮影/大和イチロウ
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この記事を書いた人
食文化研究家大和イチロウ
趣味として、時にはカップ麺や袋麺の監修を手がける“中の人”として、日々インスタントラーメンにまみれているラーメンマニア。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年で25,000食を実食。その足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店・やかん亭代表。
Instagram:@yamato160
Website:https://yakantei.com/
お問い合わせ:info@yakantei.com
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