「つくね」と「ハンバーグ」の違いは?
それでは、「つくね」と「ハンバーグ」はどのように使いわければ良いのでしょうか。「つくね」も「ハンバーグ」も手で成形して加熱するという意味では同じような気がしますが……。
「こちらもつくり方で分けて考えます。『ハンバーグ』は基本的に牛肉や豚肉あるいは合い挽き肉に玉ねぎ・パン粉と共に混ぜ、手で成型し焼いてつくります。『つくね』は肉や魚介類を成形しますが、加熱方法は焼く以外に揚げる・煮るなどがあります。そのため、材料も調理法も異なるのでそういった区別ができるとは思いますが、中にはつくねに近いものを『和風ハンバーグ』として提供することもありますので、厳密には定義できないかもしれませんね」(スギ アカツキさん)
普段何気なくイメージで使っている「つくね」と「つみれ」。定義を知ることができたので、これからは間違えないようにします!
スギ アカツキさん
食文化研究家、スーパーマーケット研究家。
東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどの各種メディアで活躍中。国内外の食情報にも詳しく、食テーマについてのやさしく、わかりやすい説明に定評がある。
文・撮影/松本果歩
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ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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