G-SHOCKから今年1月に発売された「ファインメタリックシリーズ」。装着性を向上させたタフシリコーンバンドを初採用したのが特徴で、開発には15年以上もの歳月がかかったのだとか……。その革新的な素材は、どのように生まれてきたのか。開発担当者に話を聞いてきました!
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「コレ買い」メタリックなのにグネグネ動くG-SHOCKの新作に驚き、2025年は当たり年“三大最強スマートウォッチ”ほか【アウトドアウォッチの人気記事ランキングベスト3】(2025年2月版)
メタルに見えてクネクネ曲がる革新的バンド登場!
左から、カシオ計算機 羽村技術センター 開発本部 機構開発統轄部 第一機構開発部 第2外装開発室 リーダー 安田巧さん、 同センター 開発本部 デザイン開発統轄部 第一デザイン部 Gデザイン室 リーダー 池津早人さん、同センター 時計BU 商品企画部 部長 チーフプロデューサー 齊藤慎司さん
参考:「メタリックなのにグネグネ動く!?」G-SHOCKのタフシリコーンバンドに驚愕した!/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.93
G-SHOCK「ファインメタリックシリーズ」は、スタイリッシュなメタルベゼルに、装着性と耐摩耗性を高めたタフシリコーンバンドを合わせたシリーズです。
左から、「GM-5600YM」¥37,400(税込)、「GM-5600YMG」¥42,900(税込)、「GM-2100YM」¥40,150(税込)、「GM-2100YMG」¥45,650(税込)
昨今のG-SHOCK人気を牽引するのが、メタル表現。ケースもバンドもすべてメタル素材にした「フルメタルG」やベゼル部分にメタルを使った「メタルカバード」が、G-SHOCKの新時代を切り開いてきました。そうして時計の顔であるフェイスやベゼル部分の表現力はますます深化する一方、バンド部分は「フルメタルG」のメタルブレスか従来通りの樹脂バンド、または変化球としてファブリックバンドといった具合で、注目を引くようなトピックスはあまりありませんでした。
そんななか、衝撃的デビューを果たしたのが今作のタフシリコーンバンド。樹脂素材への蒸着処理という新たなデザイン表現により、「メタルのように見えるのにクネクネ曲がってフィットする」という新たな選択肢を提案したんです。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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