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「G-SHOCKの革新的バンド誕生秘話」メタルに見えてクネクネ曲がる新素材!15年以上の歳月を費やした“タフシリコーンバンド”開発苦労話

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今後はメタリックとは違う別の華飾表現も!?

「5600」

「2100」エポックメーキングな新素材となったタフシリコーンバンド。その第一弾となる「ファインメタリックシリーズ」で「5600」と「2100」を採用した理由は、「都会的な雰囲気を出すのに最適なモデルだったから」とのこと。

齊藤「今回のメタリックな質感を活かすのに、都会的な雰囲気に合わせることが大きな選択肢になると考えました。そこで、G-SHOCKの中でもスマートな『5600』や『2100』を選んだのです。ワントーンで装いに取り入れやすい点も評価できると思います。シンプルだけど、他人との違いを見せたい方に最適なのではないでしょうか」

あまりの革新性ゆえ、タフシリコーンバンドはまだまだ大きな可能性を秘めています。今作ではかつてないメタリックな表現を実現しましたが、今後は違う表現も……?

齊藤「通常の樹脂バンドの場合、素材から色を混ぜ込む方法の他、表から印刷する方法もあるのですが、波形状の隙間まで色を乗せることはできません。側面もそうですね。でも、このタフシリコーンバンドなら、隙間のない表現が可能です。G-SHOCKの華飾として、多くのブレークスルーが詰まったバンドなんですよ」

過去のプロトタイプこちらも過去のプロトタイプ。波形状の隙間まで塗装が行き届いていません。

凹凸部分も、しっかり華飾表現が行き届いているそしてこちらが今作。凹凸部分も、しっかり華飾表現が行き届いています。

池津「ベースデザインをフラット&シンプルにしたことで、この先の展開も広げやすくなったと思います」

安田「この“波々”部分への彩色は、見る人が見れば結構衝撃的ですよね。普通に考えたら、『あり得ない』と思ってしまうかもしれません」

つまり、メタリックではない華飾表現を施したタフリコーンバンドが、今後登場する可能性が……!?

齊藤「その通りです。今回は『ファインメタリックシリーズ』としてインパクトのあるメタリック表現を前面に押し出しましたが、タフシリコーンバンドのポテンシャルはまだまだ大きなものがあります。また別の驚きをご提供できればと考えていますので、楽しみにしていてください」

さらなる進化が期待されるタフシリコーンバンドの今後に注目です!

問い合わせ:カシオ計算機 お客様相談室
TEL:0120-088925
公式webサイトはコチラ

文/横山博之

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  • G-SHOCKから今年1月に発売された「ファインメタリックシリーズ」
  • 「ファインメタリックシリーズ」開発担当者
  • G-SHOCK「ファインメタリックシリーズ」
  • 「メタルのように見えるのにクネクネ曲がってフィットする」
  • 試作品は耐摩耗検査によってエッジ部分の蒸着が剥げてしまった
  • シリコーン素材
  • ウレタンシートの活用で、バンドのメタリック表現という難題をクリア
  • これまでの樹脂バンドよりも1mm厚い
  • フラットな構造に
  • バックルが付いているほうは穴もなくしてシンプル化
  • 本物のメタルを使用しているベゼルと色が合うよう、何度も試行錯誤を繰り返した
  • 「5600」
  • 「2100」
  • 過去のプロトタイプ
  • 凹凸部分も、しっかり華飾表現が行き届いている

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この記事を書いた人

横山博之

ライター横山博之

カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。

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Website:https://monomax.jp/

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