「最新バイクに視線釘付け」ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ…オートバイの祭典“モーターサイクルショー2025”でバイクライターが注目したモデルとは?
執筆者: ライター/安室淳一
毎年、春の訪れと共に東京、大阪、名古屋と主要都市で開催されるオートバイの一大祭典「モーターサイクルショー 」。今年も各会場にライダーをはじめ、バイクに興味のある人たちが大勢訪れ、どの会場も昨年の来場者数を超えて、賑わいを見せていた。イベント全体の雰囲気としては、コロナ禍で高まったバイク熱は落ち着いた感があるものの、ライダーのメイン層である40歳以上の男性をはじめ、会場には若い人や女性の姿も多く見かけられ、少しずつではあるが、バイクを楽しむ層の変化も感じられた。
今回は主に国産メーカーに絞り、注目を浴びていた車両をご紹介。今年、行くことができなかった人やバイクに興味を持ち始めたという人は是非、来年足を運び、最新の車両を自身の目で見てほしい!
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「ヤマハの旗艦バイクに注目」先進機能を搭載した“TRACER9 GT+”の2025年モデルがスゴ過ぎる
【HONDA】未来に向かって、進化し続けるモデルに期待!
今年も展示車両のラインナップが多く、新作や注目モデルも目白押しのホンダブース。バリエーション豊かなモデルが展示されている中、一番の注目車両は「CB1000Fコンセプト」、ホンダのロードスポーツのアイコンとも言えるCBシリーズの次世代を表現したモデルであり、レトロとモダン、そしてスポーツを融合させ、幅広い世代に刺さる一台となっている。将来的に量産モデルとなる可能性の高い楽しみな一台であり、人気となるのは確実だ。
またバイクの未来を想像させるスポーツタイプのモデルの展示もおこなわれていた。それが「EV FUN CONCEPT」、フェイス、エンジン周り、ボディ、そしてシートと見るからに一般的なバイクとは一線を画したSF映画に登場しそうなスタイリングが目を引く一台で、情報は少なく、四輪車と同規格の急速充電器に対応させ、航続距離は100km以上を想定して開発が行われているという。
そして最も現実的なモデルであり、6月20日(金)に発売が予定されているホンダ初の原付二種電動二輪パーソナルコミューター「CUV e:(シーユーヴィー イー)」も実車が展示されていた。
ミニマム&洗練されたボディに定格出力0.98kWの独自のモーターとリチウムイオンバッテリーを採用した着脱可能なホンダモバイルパワーパックe:を2個搭載し、航続距離は57km(60km/h定地走行テスト値で1名乗車時)。力強くも静かな走りを実現し、3種類のライディングモード&リバースモードを搭載。原付二種なので、二段階右折や30km/hの最高速度制限もなく、二人乗りも可能で快適なシティライドを実現してくれる。7.0インチの大型TFTフルカラー液晶メーターが見やすく、新たな時代も感じさせてくれる一台となっている。
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ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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