MonoMax(モノマックス) Web

モノマックス 人気記事ランキング

    2018/04/12 12:00

    透明急須がもたらす新時代!日本茶の新しいスタイルに注目!

    LUCY ALTER DESIGNの透明急須

    透明急須 ¥3,500(税込)

    急須と言えば把手と注ぎ口が90℃についたカタチが一般的ですが、実はあのカタチ、江戸時代からほとんど変わっていないそうです。

    「それなら約260年ぶりにリデザインしようじゃないか!」と立ち上がったのが、青柳智士氏と谷本幹人氏からなるデザインユニットLUCY ALTER DESIGN。ガラスのようでガラスでないという素材を使って、急須の新たな可能性を切り開いています。

     

    樹脂だからできた3つの「ない」

    この急須の本体は、飽和ポリエステル樹脂(トライタン)という素材で作られています。急須が瀬戸物という枠を飛び越えたら、今まで当たり前すぎて不便に思わなかったことに、気づかされました。

    LUCY ALTER DESIGNの透明急須

    1.割れ「ない」

    ガラスのような透明度を持つトライタンですが、樹脂なので、たとえ落としても割れません。

    樹脂の食器と聞くと、人体への影響を気にしてしまいがちですが、トライタンはBPAフリーで、ほ乳瓶にも使われているほど安全性の高い素材です。

    食洗機で洗え、熱湯消毒や漂白剤の使用も可能です。

    2.熱く「ない」

    樹脂なので、断熱性・保温性にも優れています。今までの急須だと、お湯が冷めないようにフタをしていましたが、保温性の高い透明急須ではその必要がありません。

    お湯を注いだら、茶葉が開いてゆく様子をじっくり楽しむことができます。

    3.かさばら「ない」

    断熱性が高いので、本体を直接持っても熱くありません。というわけで、把手を取ったシンプルなデザインが誕生しました。

    また透明急須は、わかりやすさ追求のために、一人前のみが入る量(120ml)で設計されています。そのため、とてもコンパクト。たとえ複数個を所有したとしても、スタッキング収納ができるので、食器棚のスペースを取りません。

     

    世界的デザイン賞を受賞

    透明急須は、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催するレッド・ドット・アワードで、「Product Design 2018」を受賞しました。

    LUCY ALTER DESIGNがミラノデザインウィークで展示する日本茶ブランド「green brewing(グリーンブルーイング)」

    LUCY ALTER DESIGNはこの急須にシングルオリジン(単一農園・単一品種)煎茶を携え、世界最大級のデザインイベントであるミラノデザインウィーク2018で日本茶ブランド「green brewing(グリーンブルーイング)」の展示を行う予定。「DSA空間デザイン賞」も受賞しているデザインユニットなので、ミラノでのイベントも素敵なものになりそうです。

    このイベントでシンプルな日本茶の煎れ方が広まれば、日本茶が世界中でもっと愛されるようになるかもしれません。

     

    LUCY ALTER DESIGN
    https://lucyalterdesign.com/

    透明急須公式サイト
    https://greenbrewing.jp/product/toumei_kyusu

     

    取材・文/横山博之 写真提供/LUCY ALTER DESIGN

    この記事のタグ

    モノマックスの記事をシェアする

    関連記事

    今月のモノマックス特別付録

    【5大機能を搭載!】豪華すぎるレザー調が美しいBIGボストンバッグが付録に!?

    【5大機能を搭載!】豪華すぎるレザー調が美しいBIGボストン…