世界初! パーカーのペンをカスタマイズするサービスがオープン!

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英国の高級筆記具ブランドパーカー。その初代ボールペンであるJOTTERの世界初のサービス「JOTTER Factory -Final assembly line-」(以下、「JOTTER Factory」)が、銀座 伊東屋 本店に開設されています。

 JOTTERとは、1954年の発売以来、約10億本を売り上げているロングセラー。パーカーの定番とも言えるJOTTERを、自由にカスタマイズできるサービスが「JOTTER Factory」です。キャップ11種類とバレル23種類、そして、リフィール8種類の、合計2,024通りから好みのJOTTERを作れます。

 そして、この「JOTTER Factory」のオープンを記念して、パーカーの創業者の曾孫であるジェフリー・パーカー氏が来日。パーカーやペンへの思いを伺いました。

JOTTER Factory

 

Q 「JOTTER Factory」オープンのきっかけを教えてください。

「初めに『JOTTER Factory』を見て思ったことは、なぜ今までこれをやってなかったんだろうということです。私はペンは友達のようなものだと思っています。そして、パーカーのペンは、すごくパーソナルな、個人個人が大切にしているものだと思います。なので、『JOTTER Factory』のように、ペンが自由にカスタマイズでき、よりパーソナルなものになるというのは、すごく自然なアイデアだと思います。

 今回の『JOTTER Factory』は、伊東屋の伊藤社長から提案され、伊東屋さんとパーカーのコラボレーションで生まれました。それ以前に、伊藤社長はパーカーの本拠地であるロンドンのオフィスを訪ねられ、オフィス地下のパーカーの歴史や商品が並ぶロンドンミュージアムも見学されました。そのとき、『JOTTERってすごくいい商品だね』という話になり、こういう組み合わせをやってみたら面白いんじゃないかと話がはずみました。

そして、伊東屋さんで、1年間限定で「JOTTER Factory」をオープンするという運びになったんです。提案を初めて聞いたときは、とても興奮しました。伊東屋さんは素晴らしいペンを数多く扱っている専門店ですし、その伊東屋さんとコラボレーションをするということは必ず素晴らしいものができるだろうと思いました。銀座本店が最初ですが、今後は、伊東屋の他の店舗にもどんどん展開していく予定です」

 

Q日本のペン文化についてどうお考えですか?

「ペンはアナログなものだと思っています。そして、日本は、アナログとデジタルの世界が非常にバランス良く融合した国だと思いますが、それは世界的に見て、特別な環境ではないかと思います。私はアメリカに住んでいますが、アメリカでは、ペンを使って書くというのを好むのは、ロイヤルグループという格式がある家柄の人たちや、ごく少数のペンが好きな人たちにとどまります。もちろんその状況は、時代とともに変わりますが。それに対して日本は、先程も言った通り、アナログとデジタルのバランスがすごくよくて、『JOTTER Factory』を展開するにはすごくいい国だと思ったんです」

 

Q「JOTTER Factory」でカスタマイズできるラインナップの中で、お好きな組み合わせを教えてください。

「シルバーゴールドクリップのキャップとオレンジのバレルです。このペンを選んだ理由は、家族の話がすごく詰まった一本になっているからです。1つは、JOTTERは私の父親であるダン・パーカーがデザインや技術開発に関わっていて、すごく彼を思い出すものです。もう1つはバレルに選んだオレンジです。この色は、パーカーのコレクションの1つ「デュオフォールド」のイメージで選んだものです。デュオフォールドは発売当時、ビッグレッドと呼ばれたオレンジ色が、非常にセンセーショナルなカラーということで話題になりました。これは私の曽祖父である創業者のジョージ・パーカーが開発に関わったものです。だからそのオレンジを選びました。

 もう1つ、キャップには、シルバーにゴールドのクリップを選んだのにも理由があります。これは、私の祖父がシズレパターンをデザインした「パーカー75」と同じカラーリングにしているんです。そういったファミリーの思い出が詰まった一本になっています。このJOTTERと、『デュオフォールド』と『パーカー75』の3本を持っていると、すごくエモーショナルな気持ちになります」

JOTTER Factory

「みなさんが『JOTTER Factory』でカラーを選ぶ時、何か思い出に残っている物のカラーを選ぶかと思います。そうすることで、そのペンがすごくパーソナルなものになっていきます。まるで友達であるかのように、ペンがすごく身近な存在になってくれるということは、パーカーがしたいこと、パーカーが目指してきたことです。

 また、そうやって心と頭を結びつけるペンは、いいペンの象徴であると思います。自分の中の世界以外でも、自分と誰かとの結びつきなど、そういった結びつきを生むのは、ペンの役割の1つかと思います。そのためにペンは美しく、品質もいいものではないといけないと思っています。

 パーカーは、曽祖父のジョージから祖父のケネス、祖父のケネスから父のダンに、130年にわたり受け継がれています。彼らがパーカーブランドで大切にしてきたのは、第一に高品質、第二にクラフトマンシップ、第三にイノベーション・革新です。それらを守りつつ、パーカーのストーリーを次の世代に伝えていくのが大事です。そのためには、ペンへのパッションを持ち続けるのが重要であり、それは私の大切な役目だとも思っています。なぜなら、私の血液はインクでできていますから。(手の甲の血管を見せながら)、ほら、ブルーブラックでしょ?(笑)」

 

JOTTER Factory

ジェフリー・パーカー氏

1948年生まれ。パーカー創業者の曾孫として生まれ、70年以上、パーカーの成長を見届けている。現在は、パーカーブランドの歴史を詳しく知る人物としてパーカーのコンサルタントを務める。

 

「JOTTER Factory -Final assembly line-」
■常設場所:銀座 伊東屋 本店 G.Itoya 3Fレジ横スペース
■住所:東京都中央区銀座2-7-15
■内容:パーカーのボールペンJOTTERをカスタマイズして購入できるサービス。キャップ11種類、バレル23種類、リフィール8種類から、自由に組み合わせできる。ラインナップは、日本未発売のキャップ3種類、バレル8種類、世界未発売のキャップ、バレル各1種類を含む。
https://www.ito-ya.co.jp/

 

文・撮影/金山 靖
取材・撮影協力 : 銀座 伊東屋 HandShake Lounge

 

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