思わず自慢したくなる英国生まれのジェントルモンスター

圧倒的な存在感と走りで所有感を存分に満たしてくれる究極の一台

　バイク（量産車）であれば、幾ら排気量が大きいとは言ってもコンパクトカーと同程度の1300cc位を想像するのが一般的。しかし、それを大きく超える排気量を備えるバイクがあるということを皆さんはご存知だろうか。

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　それが今回紹介する英国のバイクメーカー「トライアンフ」が誇る世界最大の量産型オートバイ「Rocket3R（ロケットスリーアール）」。

　その排気量は2500ccで、クルマでいえばミドルクラスのセダンやスポーツカーと同じ。ただ、そんなエンジンを搭載するくらいだから、ボディも驚くほど大きいのでは考えそうだが、そんなことはない。もちろん、通常のバイクに比べると大きく、迫力もあるのだが、到底乗れそうにないというほどではない。大型バイクに乗っている人であれば、基本的には問題なく、多少重量はあるが、シート高が低く設定してあるので、足つきもよく、意外と安心して乗れる。

　扱いやすく軽快なライドを求めるライダーとは無縁かもしれないが、パワフルな走りと存在感の高さ、そして悠々としたツーリングを求める人にはまさにうってつけの一台となっている。

圧倒的なパワー＆走りを快適に楽しむ

搭載するエンジンは、圧倒的な加速力とパワフルな走りを体感できる2500ccの直列3気筒エンジン。量産バイクの中でも群を抜く221Nm/4000rpmの最大トルクと前モデルよりも11％もパワーアップした167PS/6000rpmの最高出力で、高いパフォーマンスと余裕の走りを実現する。高速走行はもちろん、その他のシーンにおいても、4000rpmでピークに達するフラットなトルク曲線を描くので、楽な加速と走りを楽しむことが可能となっている。また、独特なハイドロフォームド3ヘッダーエキゾーストパイプ＆トリプルエグジットサイレンサーが特徴的に野太いサウンドを響かせ、ライダーの心を刺激してくれる。

安心感と存在感を兼ね備える筋骨たくましいスタイリング

筋肉質なスタイルながらもフロントからリヤへと流れるようなライン、そして他にはない、唯一無二のフォルムがライダーの所有感を満たしてくれる。LEDツインヘッドライトは、トライアンフの美しいトライアングルマークをアクセントとし、ブラックアウトされたフィニッシュが美しい20本スポークのキャストアルミホイールが足元を彩る。また専用設計の美しいデザインとすわり心地の良いライダーシート＆リアシートにどんなライダーが乗っても快適な走りができるようにとフットコントロールの位置調整が可能（上下位置を2段階）となっている。そしてタイヤはロケット3専用として特別に開発された、新しいトレッドパターンにグリップ力＆ロングライフが考慮されたAvon Cobra Chromeタイヤを装備している。

ハイスペック装備と最新テクノロジー

大きなエンジンを支えつつ軽量化の実現に貢献をした完全新設計のアルミニウムフレームに、上質な乗り心地と卓越したツーリング性能と優れたハンドリングを実現するShowa製の47mm径アジャスタブルフロントフォーク＆フルアジャスタブル・モノショック・リヤサスペンションユニットとピギーバックリザーバーを搭載。また優れた制動力とキャリパーの高い空冷性を誇る最先端のBREMBO製STYLEMA®を採用。大柄なボディながらも快適かつ安全なコーナリングを実現するコーナリングABSとコーナリングトラクションコントロールや坂道でバイクが後退しないようにアシストしてくれる昼ホールドコントロールシステムも備える。そして、メーターもバージョンアップされ、画面レイアウトの選択やカスタマイズ機能、バックライト、5方向ジョイスティックを備える第2世代フルカラーTFTディスプレイとなっている。