ここでしか買えない! MonoMax別注企画第7弾! エッティンガー「極太マチカードケース」の制作秘話を大公開します!
編集部/柚木
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MonoMax別注企画第7弾! 今回は「英国王室御用達」の証であるロイヤル・ワラントの栄誉を授かるブランド・エッティンガーとコラボしてカードケースを製作。クロコの型押しをほどこした外装にはカウハイドを、ビビッドな内装にはしなやかなパネルハイドを採用。2㎝を超える極太マチで、およそ80枚の名刺を収納できる実用性の高い逸品だ。エレガントな雰囲気と機能性を併せ持った別注カードケースの開発秘話を、MonoMax編集長・柚木が掘り下げる。
柚木 今回、初めて海外ブランドとのコラボです。本国との間に立っていろんな調整をしていただいた寺岡さんにズバリお聞きします。いちばん大変だったところってどこでしたか?
寺岡 今回に限ったことではないのですが、財布にしてもカードケースにしても、本国の人とはそもそもの価値観が違うから、やはり「どういった意図で、こういうデザインにするか……」ということを伝えるのが難しいですよね。
柚木 なるほど。あとは生産ラインの確保ですよね。実は仕込みから発売までの期間を計算すると、これまでの別注アイテムのなかでも最長でした(笑)。
寺岡 あはは。それは恐縮です(笑)。
柚木 今回はクロコの型押しがよりエレガントに見えるように、外装の素材にカウハイドを選んだので、本国のほうでも「珍しい」と思われたのではないでしょうか。
寺岡 はい、驚いたと思います。エッティンガーは、滑らかな質感のブライドルレザーをウリにしていますので、イメージを逆手に取った“まさか”の提案でしたね(笑)。
柚木 クロコの型押しもブランド史上初とお聞きしましたが。
寺岡 はいそうなんです。でも、仕上がりを見ると、すごく収まりがよくて驚いています。ベーシックだし、なにより上品ですよね。
柚木 個人的に驚いたのは、縫製がすごくキレイなところ。ヨーロッパのブランドって革が良質なぶん、ディテールはトレードオフされる印象でした。
寺岡 縫製や貼り合わせなどの細かい部分に関しては、弊社も気を遣っていますし、検品もかなり厳しくやっています。エッティンガーがワラントホルダーである以上、その名に恥じない商品を提供し続ける必要がありますからね。
柚木 いま、軽く話が出ましたが、エッティンガーは王室御用達の称号――いわゆるロイヤル・ワラントを授かっているということで、ファンはやはり英国好きな人が多いのでしょうか。
寺岡 そうですね。昨今の英国ブームでより盛り上がっている感はありますが、もともと支持層はかなり広めです。英国御用達……ということで「これを買えば間違いない」と思って購入する人もいれば、生粋の革好きの方もいます。
柚木 見た目はベーシックだけど色使いが面白いから、ファッション感度が高い人にもウケがよさそうですよね。本国やその他の国ではどうなんでしょう?
寺岡 英国の場合、百貨店ではもちろん人気ですが、意外なところでは現地の高級会員制メンズクラブのメンバーになったときのノベルティとしても好評です。米国ではアタッシュケースが大人気ですし、最近はドバイでも小物が売れています。
柚木 ところで今回のカードケース、レイアウトは昨年発売されて即完売したというエッティンガー80周年記念モデルをベースにしたのですが、やはりこの“極太”マチが素晴らしい。名刺を80枚も収納できるから、本当に実用的ですね。
寺岡 80周年に引っかけての80枚という設計だったのですが、忙しいビジネスマンはやはり名刺交換をするシチュエーションが多いはずなので、一度使ったら薄いカードケースには戻れないと思います。
柚木 しかも80枚きっちり入れたら、カードケースが立つそうですね。
寺岡 そう、縦に立つんです(笑)。だからお客さんとの話のきっかけにもつながりますし、厚いマチの内部には仕切りもあるので、2種類の名刺を分けて入れても便利です。
柚木 いや、いや、本当に便利です。今回はロイヤルワラントホルダーの底力を見せていただきました。
寺岡 ありがとうございます。見た目も作りも「英国御用達」の名にふさわしい商品に仕上がったと思うので、実際に使ってそれを体感してほしいですね。
文/編集部 撮影/村本祥一(BYTHEWAY)・長谷川靖哲 スタイリング/高塩崇宏 モデル/タカシ
12月10日(水)正午
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