【無印良品】マレーシアのカレーって食べたことある? さらに広がる無印カレーの世界
無印良品のカレーは欧風からインド、タイなどのアジア系まで幅広い種類がありますが、今シーズン新たにマレーシアのカレーが登場しました。現地でよく食べられている「マサレマ」「カリアヤム」「ビーフルンダン」をお手本にしたカレーができました。
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赤道に近い常夏の国マレーシアは、ムスリム(イスラム教徒)人口が多いと言われる多民族国家です。今回はカレーでは初めてのハラル認証を取得して発売します。あまり馴染みのないマレーシアのカレーを試してみました。
ココナッツミルクをたっぷり「マサレマ」
「マサ(=料理)レマ(=ココナッツミルク)」は、ココナッツミルクが豊富に使われた煮込み料理です。大きめのチキンとニンジンが入って、生姜とレモングラスの香りが効いています。
口に入れると、はじめにココナッツミルクのまろやかな味が広がり、あとからスパイスの刺激を感じます。
トマトの酸味が爽やかな「カリアヤム」
「カリ(=カレー)アヤム(=チキン)」はマレーシアの代表的なチキンカレーです。ココナッツクリームとトマトーペーストのソースに、大ぶりのチキンと野菜が入っています。
ココナッツクリームの濃厚さとトマトの爽やかな酸味を感じて、刺激的な辛さを和らげます。
ビーフのこくを楽しめる「ビーフルンダン」
ビーフルンダンは「CNN世界の料理ベスト50」で1位を取得したことのある料理です。牛肉の旨味にスパイスの風味と、ココナッツクリームの濃厚な甘さがある煮込み料理をカレーにしました。
大きめのビーフの存在感と旨味と、ココナッツクリームや野菜の甘みが一体化したおいしさです。
インドカレーともタイカレーとも違う新しさ
スパイスやココナッツクリームが多用されていますが、マレーシアのカレーはインドカレーやタイカレーとは異なるテイストでした。どれも全体にこくがあって、マイルドな味わいでした。
「カリアヤム」は唐辛子マークが4つとかなりの辛さですが、全体はマイルドさに包み込まれていて、辛さとマイルドさが渾然一体となった、複雑で豊かな味わいでした。マレーシアカレーをぜひ一度味わってみてください。
(取材・文・写真/栗山琢宏)
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