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MonoMax 10月号

9月9日(水)
900円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

生まれ変わった高級日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」を味わった

近年お酒好きの間で 注目を集めているのがこだわりをもって作った日本酒です。中には地元限定で販売される 貴重な日本酒も数多くあります。しかし、現在は経営が厳しい酒蔵も多く、全国に1500ある酒蔵が、毎月3社のペースで 廃業しているそうです。 

そんな中、 利益率の低い日本酒市場の構造全体を変えるために、 日本酒のラグジュアリーブランドを設立したのが 日本酒スタートアップの株式会社Clearです。 

代表の生駒龍史さんは2014年に日本酒専門メディアの「SAKE TIMES」を立ち上げると 日本国内300以上の、 酒蔵めぐり、2018年に オリジナルの日本酒ブランド「SAKE100」を 協力してくれる酒蔵と一緒に生み出した。 そして今年その オリジナルの日本酒をリブランディング。ボトルデザインやラベルも一新し、「SAKE HUNDRED」として生まれ変わらせました。 

残念ながらリブランディングの発表会はコロナの影響で見送られましたが、幸運にも「SAKE HUNDRED」を実際に味合う機会を得たので紹介していきます。 

4種類の個性的な日本酒が勢揃い 

「SAKE HUNDRED」には4種類の日本酒が用意されています。 それぞれ『百光(びゃっこう)』、『思凜(しりん)』、『天彩(あまいろ)』、『現外(げんがい)』です。

最も基本となるのが『百光(びゃっこう)』(2万7500円税込み)です。 

これは2種類の酵母ブレンドし、厳選した有機栽培の酒造好適米をなんと18%まで磨いて仕込んだ日本酒。日本酒は精米度合いが進むほど、あっさりした味わいになり、ときに物足りなくなることもあるのですが、『百光』は磨いても味わいの残るお米を生み出すことにより、 あっさりとしながらも飲みごたえのある味わいが楽しめます。 

実際に飲んでみましたが、口当たりがなめらかで非常に柔らかい飲みごたえ。しかし、それでいて余韻が長く楽しめました。 非常に魅力的な日本酒ですが、残念ながら発売開始から2日で完売してしまったとのこと。また年末に別設えの『百光』が発売予定です。

18%精米の純米大吟醸を北海道産のミズナラの樽に9日間だけ貯蔵して香り付けしたのが、『思凜(しりん)』(4万1800円税込み)です。オーク香をまとい、風味豊かに口の中を楽しませてくれます。しっかりとした香りとコクは、肉料理や洋食などをしっかりと受け止められる味でした。 

食後にオススメしたいのが、『天彩(あまいろ)』(1万5400円税込)です。 

これは日本酒の仕込みに使仕込み水の代わりに、前年仕込んだ日本酒を使ったもの。『天彩(あまいろ)』はこれを4年間繰り返しており、デザートワインを思わせるような深い甘さが楽しめます。実際に口にしてみると単に甘いだけでなく、酸味とのバランスが絶妙でした。 そのまま食後酒のように飲んでも楽しいですが、 ロックにしたり、ソーダで割るのも楽しめそうです。

そして最後が日本酒の理(ことわり)の外にあるお酒、という意味で名付けられた『現外(げんがい)』(16万5000円税込)です。 

これはもともと、1995年に関西の酒蔵で仕込まれていた日本酒。ところが 仕込みの最中で 阪神大震災が発生してしまったそうです。その後、酒母の状態からなんとか絞ったものの、そのままで通常の日本酒として売れる状態ではなかったことから、常温で熟成をすすめていました。5年経っても10年経っても美味しくならなかった日本酒が20年を超えたあたりで大きく変化。甘みや酸味、それに苦味、旨味を複雑に組み合わせた円熟の味に仕上がったそうです。 

口にした感想は一言では言えませんでした。まさに複雑。言われなければ日本酒とは気づきません。 紹興酒のような風味と、 また異なった後味のすっきりさが、25年という熟成期間の長さを感じさせてくれます。 貴重なお酒なので 高価ではありますが 一度体験してほしい新しい日本酒だと感じました。

Clearの代表でもあり、 「SAKE HUNDRED」ブランドオーナーを務める生駒龍史さんは、 日本酒を世界で飲んでもらうために、市場を縦に伸ばすべく、 日本酒のラグジュアリーブランドを立ち上げたと語ります。

「 私自身、日本酒が大好きで日本酒の仕事をはじめました。実家が 酒屋や酒蔵というわけではないんです。熊本県酒造研究所の『香露』という日本酒に出会ったときに、こんなに美味しい日本酒があるのかと感動しまして。 この日本酒による感動の体験を世界に広げたいと思っています。

元々日本全国にある酒蔵は、地域の人たちのために日本酒を作ってきたという歴史的な経緯があるため、高価な日本酒が作りにくいんです。ただ、付加価値をつけられたらもっといろんな日本酒が作れるようになります。その道筋を『SAKE HUNDRED』が作れたらいいなと思っています」(生駒さん)

非常に高価ではありますが、同時に味に納得もできます。さらに『SAKE HUNDRED』はストーリーのある日本酒だと感じました。とっておきの日に。ハレノヒに。楽しみたいプレミアムな日本酒です。 

 

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