シンプル&自由に楽しむバイク
肩肘はらず、バイクライフを謳歌する
近年、ライダーたちに人気のあるシンプル&クラシカルな車体に現代的な機能を融合させたネオクラシカルと呼ばれるスタイルのバイク。懐かしくも新しく、また誰もイメージするバイクらしいフォルムが魅力となっている。目の覚めるようなアグレシッブな走りをするわけでもなく、最先端の機能を求めるわけでもない、シンプルかつ自由に、バイクに乗ること、走ることを気軽に楽しみたい、そんな人にピッタリのモデルを今回はご紹介。ホンダのニューモデル「GB350&350S」は、日常での扱いやすさとともに、ツーリングで得られる非日常的な体験、そしてライダーの経験やスキルを問わず、楽しむことができるバイクをテーマとして、作られたロードスポーツモデルとなっている。”バイクに乗るぞ!”というよりも、”ちょっと出かけてみようかな”気分でバイクを日常生活にカジュアルに年齢も問わず楽しむことができる一台となっている。
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機能美を快適な走りを備えたエンジン
搭載する350ccの空冷単気筒エンジンは、「空冷」、「直立」、「単気筒」というこのモデルの特長を表現すべく、機能美を追求されている。シリンダーの前後に空間を設けることで、エンジン自体の存在感を主張。街中からツーリングまで、幅広いシーンで力強さとともにスムーズな加速を楽しむことが可能な特性を持たせ、また、振動を抑制するバランサーを備えることで、不快な振動を打ち消し、エンジンの鼓動とともにマフラーが奏でる歯切れの良いサウンドをライダーに伝え、心地よいライディングを実現してくれる。
ライダーとの一体感を目指したスタイリング
ライダーとバイクの一体感を追求し、デザインされたこのモデル。ライダーの頭の位置と前後ホイールの中心を頂点に描かれる三角形のシルエットとタンクからシートへと繋がるフラットなラインが交差して、安定感のあるスタイルを実現している。また、前後のタイヤやシリンダーのまわりに設けられた空間が、柔らかな表情のタンクやサイドカバー、そしてメタルパーツの造形を際立たせ、美しいスタイリングを作り上げている。また、体に近いハンドルポジションによって、ゆったりとしたライディングポジションがとれ、周囲をしっかりと見渡せるとともに取り回しやすさにも繋がっている。
シンプルながらも個性的、また快適な走りもサポート
灯火類には全てLEDが使用され、ベーシックな丸型ながらも独自のデザインで個性と先進性を演出するヘッドライトをはじめ、テールランプ&ウインカーも存在感の高いデザイン。メーターはアナログと液晶ディスプレーを組み合わせたシンプル&コンパクトなスタイルで情報を明確にライダーに伝え、シートは落ち着いた雰囲気と快適な座り心地で、ライディングをより楽しいものにしてくれる。その他、クラッチ操作の負担を軽減させるアシストスリッパークラッチやスロットルを開けた際の後輪のスリップを抑えるホンダセレクタブルトルクコントロールなども備え、ライダーの走りをサポートしてくれる。
スポーティな”S”モデルもラインナップ
GB350にはスポーティかつ個性を持たせたモデル「GB350 S」もラインナップしている。GB350をベースに、リヤホイールの17インチへの小径化をはじめ、ワイドなラジアルタイヤの採用やメインステップ位置の後方上部への変更、またハンドル位置を低く、遠く、絞り角度を浅くしてスポーティライドに備え、前後フェンダーの軽量化&リヤ灯火類のコンパクト化、そしてタックロール風シートの採用等、GB350とは印象の異なる軽快&タフなスタイルの車両となっている。
GB350&GB350 S
【スペック】*()はS
全長×全幅×全高(mm):2180×800×1105(2175×800×1100)
シート高(mm):800
車重(kg):180(178)
排気量(cc):249
タンク容量(L):15
最高出力(PS/rpm):20/5500
最大トルク(kgf・m/rpm):3.0/3000
価格:55万円(税込)(59万4000円(税込))
カラー:マットジーンズブルーメタリック、キャンディクロモスフィアレッド、マットパールモリオンブラック(パールディープマッドグレー、ガンメタルブラックメタリック)
【問い合わせ】
ホンダお客様相談センター TEL.0120-086819
公式ホームページ www.honda.co.jp/GB350/
取材・文/安室淳一 写真提供/本田技研工業株式会社
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