【BEAMS特撮部】青柳尊哉さんの大人の消費哲学「◯◯が上手な人は仕事もできる」【ジャグラスジャグラー】

MonoMax史上最長寿連載『ビームス特撮部』。本誌とは別のエピソードをWEBで紹介します！
今回は６月９日発売７月号掲載、2020年『ウルトラマンZ』でヘビクラショウタ／ジャグラスジャグラーを演じた、青柳尊哉さんの回！
買ってよかったものやこれからやってみたいことなどをガッツリ聞きました！

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発売中のMonoMax７月号「BEAMS特撮部」でも、青柳尊哉さんがご登場中。本WEB記事とは別のお話を聞いています。そちらもぜひチェックしてください！

青柳尊哉さん
Twitter：　@takaya_aoyagi
Instagram： takaya_aoyagi

生活まわりを豊かにする大事さにあらためて気づきました

特撮部　前回ご登場いただいたときは、AV関係をよくしたいとおっしゃっていましたが、最近はどうですか？

青柳　まさにAV関係を良くしたんですよ。テレビを大きくしましたし、スピーカーもシアターサウンドにしました。いいもので見る、いいもので聞くというのが生活を豊かにするなあと思います。あと、それを見て気持ちが高ぶるというか、「頑張ったな、俺」って思うんですよ。いつか買い替えるときには、またそう思える買い物をしたいと思います。

特撮部　最近買ってよかったというものはありますか？

青柳　iPadですね。iPadとアップルペンシルとマジックキーボードを買いました。最近、絵を描く仕事もさせてもらっているんですが、ずっと紙とペンで書いていたんです。ある日、知り合いのスタイリストさんからiPadを貸してもらったら、これはすごいなと思って、すぐ買って描いてみたら「なんて楽なんだ！」と。線を一生懸命消して、消しカスが山になってたのに、「戻る」だけで消せちゃうの!? レイヤーかけれちゃうの!?みたいな。仕事で資料を使って説明しようと思ったときにも、すぐ作れますし。僕はデジタル音痴だったんですけど、今デジタルブームです。

特撮部　きてますか。

青柳　きてますね。iPadを見せびらかしたいがために、カバンに入れておいたりします。別に何をするわけでもないのに（笑）。

特撮部　わかります（笑）。iPadで主に使うアプリはありますか？

青柳　プロクリエイトをよく使ってますね。今までは、文字を書いてくださいというと、紙に書いて写真を送っていたんですが、今はエアドロップで送ったりLINEに貼り付けて送ったり。今そういうのがすごく楽しいです。

特撮部　まさかデジタル方面に興味がいっているとは思いませんでした。

青柳　でも、ここが僕の限界かなと思ってます（笑）。あとは、ずっと洋服が好きなので、こだわっています。長く着られるいい一着を探して、買うようにしています。あとはウイスキーですね。

特撮部　おお。

青柳　高いウイスキーを買ってます。

特撮部　ハマってしまいましたか。

青柳　以前から好きだったんですけど、飲んだらなくなってしまうものに対して高いお金を払うことに踏ん切りがつかなかったんですが、高いウイスキーはテンションが上がるんですよね。今度はいいグラスで飲もうとか、氷にこだわろうとか考えるようになったんです。

特撮部　田口（清隆）監督もウイスキーがお好きですよね。

青柳　以前は２人でよくバーに飲みに行ってたんです。「ウイスキーをロックで飲むとかっこいいよね」から始まって、「じゃあ、バーに行ってみようよ」となって。２人で知らないバーに飛び込んで、ウイスキーのことを教えてもらいながら飲んで、ベロベロになって（笑）。それが楽しかったんですよ。今、田口さんはアードベッグを自宅で飲むようになって、丸氷とかも揃えてるみたいですね。

特撮部　お１人でも結構、頻繁に飲まれます？

青柳　それほどは飲まないです。でも、１日休みの日は、キッチンでスパイスカレーを作りながら飲んだりしてます。カレーが出来上がるとともに、僕も出来上がるっていう（笑）。そしてカレーは食べない（笑）。あとは映画を見ながら本を読みながら、ちまちまと飲んでます。このコロナ禍のなかで、生活まわりを豊かにしていくのはすごく大事だなと思うようになりましたね。

観葉植物やアクアリウムを計画しています

特撮部　今こういうのが欲しいというものありますか？

青柳　観葉植物ですね。僕は、部屋のレイアウトやインテリアのセンスがまったくないタイプだと思っていて。インテリアのバランスがわからないというか、「これが欲しい」と思って買って部屋に置いてみると、ちぐはぐな感じになるんです。イメージとしてはモデルルームにしたかったのに、とてもそんなふうにならないんですよ。

特撮部　観葉植物はプロに任せちゃうのが一番楽ですよね。フラワーショップに、これを用意してくださいとか、こんなイメージで作ってくださいとお願いしたりとか。

青柳　なるほど。観葉植物はいけそうですね。あとは水槽ですね。１匹の熱帯魚か水草を育てるか、ずっとやってみたいと思ってるんですよ。

特撮部　アクアリウムをやる人が、最近また増えてると聞きますね。

青柳　でも水槽も結構な値段しますからね。

特撮部　住宅事情的にも水槽はスペースをくいますから。

青柳　買ってきて、また部屋に合わないなってなったら（笑）。

特撮部　目も当てられないですね（笑）。

青柳　じゃあ、次また取材していただくときは、水槽の話ができるようにがんばります。

大人らしいお金の使い方とは？

特撮部　ウルトラマンシリーズとかにご出演された方の中には、ご自分のフィギュアや玩具を集めているという人もいたりします。

青柳　僕もウルトラに出演させていただいてから、ホビー心をものすごく、くすぐられるようになりました。僕の部屋はホビーだらけですね。フィギュアをお気に入りのポーズで飾ってやろうとか、どう配置しようとか、考えてるのが楽しいですね。難しいなと思うのが、替えのパーツとかあるじゃないですか。あれをどうにかレイアウトの中に入れてあげたいなと思うんですけど、それもセンスがないので積み上がってるだけなんです。

特撮部　なるほど（笑）。

青柳　濱田（龍臣）くんと、もろもろのグッズをどうしてる？って話をしたんです。そそうしたら、濱田くんが「僕、この間ついにガラスショーケースを買いました」って。いやー、わかるなあと。僕もお店に行ったときに迷ったんですよ。このガラスケース買おうか、いやでもまた部屋のスペースがなくなるなとか。

特撮部　ガラスケースいいですよね。ウイスキーも一緒に入れられるし、

青柳　大きい絵も買ったんですよ。家の白い壁を埋めたいなと思って。やっぱりいいですね。ふと見入ってしまうんです。ああいうものは飽きないですね。考えると、昔は飽きるものばかり買ってたなと思うんです。だからこれからは飽きないものを買おうと思います。飽きないものとは何かという定義もありますけど、自分にとって飽きないものを考えて、これから買っていこうと思います。

特撮部　そういうふうに嗜好が移っていくと、人間として大人になってる感じがすごいしますよね。思い返すと、なぜ昔は、もう翌年はいらないものばかり買ってたんだろうと。

青柳　やっぱり買う理由が「安いから」は違うんだなっていうのはすごく思うようになりました。高いけど、値段で悩むんだったら買った方がいいときもあるし。安いものを買うと愛せなくなるのも早いように思います。大人の金の使い方とはこういうことか、と。中学校のとき、Tシャツが１万円ってどういうこと？って思ってましたが、今なら１万円には理由があるんだとわかりますし。若いときの楽しいとはまた違う楽しみがありますね。お金のとらえ方や価値観が変わりますよね。いろんなものに通じてくる気がします。人に優しくできたりとか。お金の使い方が上手な人は優しいというか仕事もできるとすごく感じるんです。