eバイクが環境にやさしいことは重々承知。でも購入までの1歩を踏み出せない理由が、そのスタイリングという方も少なくないはずだ。高性能を謳うeバイクは、どれもスポーティなモデルばかり。確かに、1度のフル充電で航続距離が50kmもあれば遠出したくなる気になる。だからといってドロップハンドルが装着され、いつも前屈みで乗っていたら競輪選手みたいだ。それこそ自分の愛車に乗るのに、遠出しようというのに、着るファッションはeバイクに主導されてしまう。それでいて行き先は郊外のショッピングモールだったりすると、ちょっと恥ずかしい。
乗る姿勢も着る服も、行き先も使い方も、もっと自由にしたいからこそeバイクに手がでない……。なんて思ってたら、ちょい乗りやタウンユースにもぴったりなレトロでスタイリッシュなeバイク、「Unimoke MK(ユニモーク MK)」が新たに登場した。
アートの街、ベルリン発祥の電動自転車
メルセデスベンツ、BMW、ワーゲン、アウディなどのクルマを生み出すドイツ。自動車産業だけに特化しているのではなく、筆記用具のモンブランやラミー、髭剃りなどで馴染みのあるブラウン、カメラのライカ、プレミアム家電のミーレなどすべてが世界トップレベルだ。それでいて工業先進国のドイツは最先端の環境先進国でもある。
ずいぶん堅物なイメージのあるドイツではあるが、一方でベルリンは世界に知られた先進アートの街。自由な表現方法のアートが街中に溢れ、アートによって街が埋め尽くされている。そんなベルリン発祥の電動自転車ブランドが「URBAN DRIVESTYLE(アーバン ドライブスタイル)」だ。
レトロなスタイルに最新機能搭載
「次世代のために自然を守る責任がある」とドイツの基本法には記載があるようだ。そこで市民は一丸となって環境に配慮し、マイカーの利用率を減らすことにしている。もちろんその発展には政府のチカラも必要で、歩道の隣に自転車専用道が整備され、石油や電力に対する税金を課す環境税の導入や電力事業者へ再生可能エネルギーの買い取りを義務付けている。また環境都市と呼ばれるフライブルクでは、大胆な交通政策として市内へのクルマの乗り入れを規制するなど環境への取り組みが力強い。
そんな環境先進国生まれのeバイクブランド、「アーバン ドライブスタイル」にニューモデルが登場した。二酸化炭素を排出しない環境に配慮したサステナブルな次世代モビリティであるeバイクの最新モデル「Unimoke MK(ユニモーク MK)」だ。コンポーネンツはSHIMANO製 7段変速機。48V/16AhのリチウムイオンバッテリーはPanasonic製。環境先進国生まれの最新モデルを日本のブランドが陰で支えている。
この記事のタグ
この記事を書いた人
パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする