日産自動車は今年1月に公開した「アリア NISMO」を正式発表するとともに、「アリア」の注文を再開。B6 2WDに加え、B6 e-4ORCE、B9 2WD、B9 e-4ORCE、B9 e-4ORCE プレミアを3月下旬より発売すると発表した。なお、「アリア NISMO」の発売は6月を予定している。「アリア」は2021年6月のデビュー以来、生産・供給が追いつかず販売が遅れていたが、いよいよ普及への道筋が見えてきた。
CONTENTS
世界的にも注目を集めるクロスオーバー電気自動車
「アリア」は、2020年7月に市販化がアナウンスされたクロスオーバータイプの電気自動車。リーフなどで培ってきたEV開発のノウハウと最新のコネクテッド技術を融合させたモデルとして、また2019年の東京モーターショーに出品された「アリア コンセプト」の量産バージョンとして、鳴りもの入りでデビューした。
シャープで力強く、モダンなエクステリアやインテリアも斬新で、世界的にも大きな注目を集める中での発表となったが、正式に価格が発表され注文受付が開始されたのは2021年6月のこと。日本で販売されるのは、66kWバッテリーを搭載する「B6」と91kWバッテリーの「B9」で、それぞれに2WDとe-4ORCEが用意される全4グレードとアナウンスされたが、デビュー当初はローンチエディションの限定仕様(リミテッド)のみの販売だった。
2021年11月には、いよいよ「B6 2WD」の通常モデルの価格が発表されて販売も開始されたが、半導体など部品の不足などから生産が遅れ注文受付を一時停止、販売はまだまだ限定的なものにとどまっている。
フロントのシールド部分は「組子」を新潟県燕三条の伝統的な金型加工技術によって立体的に再現。
リヤコンビネーションランプは日本のミニマリズム「間」を表現。
インテリアも乗る人をもてなす伝統美と先進技術の融合したデザインと機能を実現。
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする