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「世界が再注目するFCEV」長い航続距離&水素充填時間の短さが話題に! ホンダ“CR-V e:FCEV”がついに日本で販売開始

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ホンダから新型燃料電池自動車「CR-V e:FCEV」が登場

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ホンダから新型燃料電池自動車「CR-V e:FCEV」が登場し、2024年7月19日から自治体や企業、一般ユーザーに向けてリース形式で販売されることになった。「CR-V e:FCEV」は、外部から充電可能なプラグイン機能を持つことで家庭や外出先で充電できるのが特徴で、一充填走行距離約621km、一充電走行可能距離は約61kmを実現。FCEVが持つ長い航続距離や水素の充填時間の短さなど、その利便性の良さに大きな注目が集まっている。

「CR-V e:FCEV」は2024年2月28日〜3月1日に東京ビッグサイトで開催された「H2&FC EXPO[春]2024〜第21回[国際]水素・燃料電池展[春]〜」で世界初公開され、話題を呼んでいた。

コアとなるFCスタックを刷新、コストを3分の1に削減し耐久性を2倍に

FCスタック刷新でコストを3分の1に削減し耐久性を2倍に「CR-V e:FCEV」は、すでに北米でターボガソリンエンジン車とハイブリッド車が販売されている新型6代目CR-Vをベースに、重量物である水素タンク2本と大容量バッテリーを含むIPU(インテリジェントパワーユニット)を可能な限り低く、かつ中心近くに搭載した新しいFCEV(燃料電池車)。

北米で新型6代目CR-Vをベースに、インテリジェントパワーユニットを可能な限り低くかつ中心近くに搭載コアとなるFCスタック(燃料電池)は、新構造のセルユニットの採用や生産性の向上、補機類の合理化などにより、コストを従来の3分の1に削減。耐食材料の適用や劣化抑制制御により、耐久性を2倍に向上させたほか、耐低温性も大幅に向上させた。

FCスタックを核とするFCシステムと駆動ユニットをフロントフード下に集約することでゆとり居住スペースを実現

荷室部分に設置の水素タンクを棚状の平らな面で覆い、荷室を上下2段に分けて使用できるフレキシブルボードを設定また、FCスタックとパワーコントロールユニットを一体化してフロントフード下に集約、荷室部分に設置された水素タンクを棚状の平らな面で覆い、荷室を有効に活用することにも成功している。

専用の振幅感応型ダンパーを採用し、快適な乗り心地とともに、優れた接地性を実現もちろん走りの良さも重要なポイントで、サスペンションに入力に応じて減衰力を変化させる専用の振幅感応型ダンパーを採用。快適な乗り心地を実現するとともに、コントロールしやすい優れた接地性を目指した。

プラグイン機能は普通充電で約2.5時間での満充電が可能「CR-V e:FCEV」の特徴であるプラグイン機能は、普通充電の規格である「SAE J1772」AC充給電コネクターをフロントフェンダーに設置。普通充電は6.4kWに対応し約2.5時間で満充電が可能で、AC200V電源に加え、AC100V電源での充電にも対応する。

普通充電口に差し込んでAC100V電力が取り出せるAC車外給電用コネクターも標準装備。1500Wまでの消費電力に対応し、アウトドアなどのレジャーや停電時の電源として活用できる。また、荷室内に設置されたCHAdeMO方式のDC給電コネクターに「Power Exporter e:6000」、「Power Exporter 9000」などの可搬型外部給電機を接続することで、一般家庭の約4日分の電力を供給することも可能となっている。

EVに比べて航続距離が長く、燃料充填時間の短いFCEVは、世界でもあらためて注目されているが、これにプラグイン機能も加わった「CR-V e:FCEV」はカーボンニュートラル実現への主役として期待される。

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この記事を書いた人

近藤暁史

ライター近藤暁史

男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!

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