ここ数年オートバイの世界で老若男女に人気のあるネオクラシックなスタイルのモデル。その魅力は、長い年月をかけて作り上げられてきた伝統を継承するデザインと先進の技術の融合。スタイリッシュな見た目と快適な走りを備え、そして利便性と耐久性にも優れている。現状、大型・外車モデルまで含めると選択肢は多いが、中型・国産モデルとなるとその選択肢は限られてくる。
しかし、この秋に新たに普通二輪免許で乗れる注目のネオクラシックモデルが国産メーカーから登場した。それがカワサキの「W230」と「MEGURO S1」である。どちらも歴史あるシリーズであり、見た目や雰囲気もしっかりと継承し、コンパクトなボディ&232ccのエンジンで扱いやすい。それぞれ個性を放ち、好みは分かれそうだが、さらにネオクラシック人気に拍車をかけることは間違いない。
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フレンドリーなネオクラシックモデル
このWシリーズの原点「650-W1」が登場したのは1966年で、Wブランドは2025年に60周年を迎える。その直前に登場したのが250ccクラスのレトロスポーツモデルの「W230」。Wならではのトラディショナルなスタイリングと鼓動感を味わえる乗り味を継承しつつも軽量なボディと低めのシート高設定で幅広いライダーが気軽に楽しく乗ることが可能となっている。
デザインのこだわりとしては、ヴィンテージスタイルの空冷エンジンをはじめ、Wシリーズ伝統の丸型形状のヘッドライト&テールランプやシリーズ特有のタイムレスな美しさを引き立てるティアドロップ形状のフューエルタンクと立体的なエンブレム、そしてクラシカルなデザインかつ視認性の高さが考えられ、現代的な液晶ディスプレイを組み合わせたメーター。さらにシートデザイン、スチールフェンダー、スポークホイールがヴィンテージな雰囲気を演出している。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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