女性が抱える健康の問題を技術や知識、サービスで解決することの総称とされるフェムテック/フェムケア。そのなかには「不妊・妊よう性(妊娠する力)」という、妊娠・妊活に関連する事項も含まれている。この点においては男性も深く関係しており、パートナーだけでなく自分も当事者として向き合うことが肝心だ。しかし、義務的な妊活にプレッシャーを感じる男性も少なからず存在し、つらそうなパートナーを見て女性も気まずさを感じ、妊活が進まないこともあるという。そんなカップルにおすすめなのがシリンジ法だ。
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シリンジ法とは?
男性がセルフで採取した精液を、専用器具を使って女性器に直接送り込む方法。メリットとしては性交渉を持たずに妊活ができること、妊娠しやすいタイミングに合わせやすいこと、クリニックに行かず自宅でできること、女性の体への負担が少ないことなどがある。シリンジ法はセックスレスや性交渉が得意でないカップルでも手軽にできる妊活として注目を集めており、現在、多くの企業がシリンジ法セットを販売している。それに反して、シリンジ法の一般的な認知度はまだまだ低い。ある企業が2020年に行った調査では、妊活中の20~40代の男女8割がシリンジ法を知らないという結果になった。そのリサーチを行ったのは、プレジャーアイテムで有名なTENGAのグループ会社、TENGAヘルスケアだ。
TENGAブランドのシリンジ法キット「Seed in」
TENGAヘルスケアが製造販売するシリンジ法キット。「妊活をもっと気楽に」という思いで作られており、女性の体への負担を最小限に抑えることを徹底的に意識している。使用試験が何度も重ねられ、カテーテルの柔らかさや形状を調整。スッと簡単に挿入でき、女性器内で注入しやすいフォルムにたどりついた。精液注入用子宮カテーテルと採精容器のセット。
¥1,430(税込)
問い合わせ先 TENGAヘルスケア https://tengahealthcare.co.jp/contact/
こだわり抜いたカテーテル
妊活のためとはいえ、異物を体内に入れるのは怖いもの。その違和感や痛みを極限まで減らし、気軽に使いたいと思ってもらうため、カテーテルにはこだわりを詰め込んだ。シリコン部分が長すぎると挿入時に痛みを伴うため、膣口から子宮頸口までと同じ長さに設計。シリコンの表面に細かいツブツブをつけることで挿入時の滑らかさをアップ。カテーテルの根元に搭載したツバは挿入しすぎを防止する。
気軽に使い続けられる工夫が満載
「Seed in」は衛生面を意識し、個別包装を採用。組み立て不要ですぐ使える状態になっているのは、衛生面への配慮のほか、気軽に使えるようにするためという意味もある。ネット購入でポスト投函も選べるので、仕事が忙しい日でも受け取りが可能。タイミングを逃すリスクを軽減できる利点がある。
採精容器がセットで付いているので、パッケージの中身以外に用意するものがないのも便利。精液は注射器の要領で吸引できるので、簡単に操可能なのも親切だ。
なぜTENGAが妊活に参入したのか?
TENGAグループは、一般的には成人向け玩具メーカーとして知られている。同グループの理念は「世界中の人々の性生活を豊かにし、人を幸せにする」こと。その理念に沿った活動のひとつとして、2016年に社内ベンチャーとして立ち上げたのがTENGAヘルスケア。性にまつわる悩みや問題を解決することを目的として誕生したブランドだ。最初に発売した「TENGAメンズルーペ」は、男性の妊活に関する興味・関心を向上させることを目的としている。実はTENGAグループは、フェムテックが注目される今よりもずっと早い時期から、男性の妊活に取り組んでいたのだ。そう考えると、まだマイナーなシリンジ法の妊活セットを発売するのも不思議ではない。
【今回のまとめ】
妊活は男性女性どちらにも深く関わる問題。将来を真剣に考えるあまり、妊活にプレッシャーを感じる人も少なくないだろう。そんな人たちが気楽に妊活できるひとつの手段として、シリンジ法がもっと広く知られてもよさそうだ。
画像提供/TENGA
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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