かまどで炊いたご飯の美味しさに炊飯テクノロジーで迫り誕生したパナソニックの炊き技「おどり炊き」。
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かまどを超える炊き技を炊飯器で目指したという開発の現場を見学できる貴重な機会を得て、兵庫県神戸市にあるキッチン空間事業部へ行ってきました!
それがこちらです。 ちなみにパナソニックといえば今は主流となるIH式炊飯器を、1988年に業界に先駆けて生み出したパイオニア的存在。
炊飯器にはIHタイプとマイコンタイプがあり、IHは電磁誘導加熱を使って内釜そのものを発熱させますが、マイコンタイプは釜の底部分にヒーターを配置して釜の底から熱を伝えるという違いがあります。
価格や炊きあがりの好みで一長一短ありますが、今の主流はIHです。
こちらはパナソニック(ナショナルも含む)の歴代炊飯器。一番手前はなんと1956年に販売されていたモデルです。長年の研究の積み重ねで「おどり炊き」の技術が生み出されているんです。
今回の主役である「おどり炊き」を可能としたSR-VSX1シリーズ。
IH方式に加えて、可変圧力、スチーム機能も付いた炊飯器のフラッグシップモデルです。
かなり引っ張ってしまいましたが、おどり炊きとは?とその炊き技のどこがすごいかをカットモデルを用意いただき説明してもらいました。外釜だけでなく、内窯もカットしたガラス張り仕様です!
内釜をガラス張りにしてあるからこそ見ることができた瞬間がこちら。 釜のなかでお米が踊っています。これぞおどり炊き。
おどり炊きを動画で見る
お米一粒一粒の間に水が沸騰したときに発生する泡を通すことが重要で、それを行うために加熱の緻密なコントロールに加えて、加圧、減圧を瞬時に行うことで沸点までもコントロールし爆発的な沸騰を促し、お米を躍らせることができるんだそう。トライ&エラーの末、最適な圧力と加圧、減圧の回数にたどり着きましたとは開発者の弁。やりすぎると美味しいごはんにはならないのだそうです。
ちなみに急減圧を繰り返して炊く技術は特許を取得しています。
最初に、ご飯の美味しさに炊飯テクノロジーで迫ると紹介しましたが、炊きあがったごはんのツヤや弾力などは数値に置き換えて研究されています。
とはいえ、実際に食べる官能評価も重要で多い時には一日で一人3合食べることもあるのだとか。「さすがにお腹いっぱいになるのでお昼はおかずだけいただいてます」と話されていました。
毎年、基準となる試験米を決めて開発を進めているそうですが、銘柄に合わせて最適な炊き方を引き出すため全国各地のお米が冷蔵庫にストックされていました。
もちろんかまどの美味しさを知り、それを超える炊飯器作りを目指しているだけあって定期的にかまどで炊いているそうです。
その実演をしていただきましたが、そばに付きっきりで火を調整したり薪をくべたりと皆さん額に汗をかきながら超真剣!
炊きながらも釜の温度を測るなどデータ取りにも余念がありません。
こちらの釜でもカットモデルをご用意いただき炊きあがりを観察しましたが、おどり炊きと同じように釜のなかでお米が踊っていました。
お米が踊る沸騰泡がお米の間を通った際にできるのが上の写真の赤丸で囲ったカニ穴と呼ばれるもの。
おどり炊きの炊飯器でも満遍なくカニ穴ができていました!
いざ食べ比べ!左がかまど炊き、右が炊飯器で炊いたごはんです。ちなみに、かまどだと20分、炊飯器だと48分で炊きあがり。
どちらもつやつやしていて、甘みがありいくらでも食べられるくらいに美味しい!炊きあがりに違いが感じられないほど。違いといえば、かまど炊きはほんのりおこげの匂いがありましたがここは好みがわかれるところでしょう。
真剣にかまどと向き合い炊きあがったごはんは確かに美味しかった!
でもそんなかまどで炊いたごはんと同じくらいの美味しさを、水加減と洗い方に気を付けさえすればスイッチオンで気軽に毎日食べられるおどり炊きのすごさを感じられる機会となりました。
炊飯科学のプロ、Panasonic Cooking@Lab炊飯部のメンバー5名全員が、「甘味」「適度な粘り」「時間が経ったときのおいしさ」等の項目について、かまどを超えている!と自信を持って作り上げたかまど炊き、ぜひ一度食べてみたください!
=パナソニック SR-VSX101の暗しい情報はココでチェック=
パナソニック公式サイト内製品ページ
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