国際組織「独立時計師アカデミー(AHCI)」会員である浅岡肇氏のセカンドラインブランド「KURONO BUNKYŌ TOKYO(クロノブンキョウトウキョウ)」。
その魅力は、こちらの記事でも詳しく解説しました。
「ボーナスで手に入れたい一生モノ」2024年のウォッチシーンを象徴する“珠玉の5本”は?時計ジャーナリストがトレンドワードとともに徹底解説
ブランドのコンセプトは「浅岡肇氏のプライベートウォッチ」。
国産の汎用ムーブメントを使用することで、「浅岡氏が設計を手がけた時計でありながらも、手の届く価格で購入できる」ということもあり、世界中で大変高い人気を誇っています。
そんなクロノブンキョウトウキョウから、このたび新作「34mm」が発表されます。
浅岡氏のこだわりは、上質なカジュアルファッションに合わせることを想定したカラーリング、KURONOの特徴であるアールデコのディテール、紳士用および男女兼用の腕時計としてクラシカルなサイズに表現されています。
新作「34mm」の魅力を詳しくチェック!
浅岡氏はヴィンテージウォッチの愛好家としても知られていますが、ヴィンテージウォッチを日常使いすることはあまり現実的とは言えません。
そこで自身が気に入るもので、日常使いできる防水性と堅牢性を持つものを作ることにしました。そうして出来上がったのが4本の試作品です。
浅岡氏がその時計を着用していると、時計好きの友人たちが欲しがりました。
——ある人はノスタルジックなサイズ感とデザインに共感し、またある人は大切な人への贈り物として。
そこで、この時計に共感してくれる人たちのために今回4色、各80本を作ることにしたのです。
スタイリッシュでバランスの整った「針」
ルミナスバトン型の時分針は、伝統的にスモールセコンドを合わせることが多いです。しかし「34mm」のベースとなるMIYOTAムーブメントはセンターセコンド仕様。
そのため、センターセコンドが持つスタイリッシュな雰囲気にあわせて、時分針の先端をそれぞれ長くすることでデザインバランスを整えています。なお針先は手作業により曲げられています。
ムーブメントの形状に合わせて設計された「文字盤」
針先のカーブに合わせてボンベ文字盤を採用。現代の汎用ムーブメントはフラット文字盤を想定して文字盤と接する面はフラットに作られていますが、浅岡氏はムーブメントの形状に合わせてボンベ文字盤を設計しました。ロゴは「34mm」専用の筆記体ロゴを採用しています。
シルエットも仕上げも美しい「ケース」
コロンとしたシルエットもこの時計の特徴といえます。ケース側面の鏡面仕上げは文字がゆがみなく映り込みます。ケースバックはソリッドバックを採用。5気圧を確保するために裏蓋は新デザインを採用。伝統的な環状に文字を配置したデザインになっています。
クロノブンキョウトウキョウ
34㎜
Ref:CS034A オーカー/ホワイト
Ref:CS034B ブルー/アイボリー
Ref:CS034C ホワイト/レッド
Ref:CS034D ホワイト/ブルー
機能:時分秒表示
駆動方式:自動巻
ケース径:34mm
ラグ幅:18mm
ケース素材:ステンレススチール(316L・鍛造)
防水性:5気圧
ストラップ:カーフレザー
ムーブメント:MIYOTA 90S5(自動巻、24石、毎時28800振動、パワーリザーブ約40時間)
風防:ボックスサファイアクリスタル
製造国:日本
価格:各150,000円(海外より発送)
限定:各色80本(4色展開)
※4色同時購入可。
発売日:7月21日(木)午後11時(日本時間)
KURONO公式ホームページ上のみで販売となります。ご購入の際は、事前にKURONO公式ホームページにてアカウント登録が必要です(登録無料) 。
なんと「34㎜」の魅力を自分の目で確認できる!
「34㎜」は東京・渋谷にて実機展示が行われます。ブランド初の実機展示となります(展示会場での販売はありません。写真撮影可)。
「34㎜」が気になる方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!
KURONO BUNKYŌ TOKYO「34mm」展示
場所:RAYARD MIYASHITA PARK TOKYO 北2F エスカレーター横
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目20-10
期間:7月18日(月)~7月24日(日)
時間:11:00 ~ 21:00
入場料:無料
URL:https://www.miyashita-park.tokyo/
浅岡 肇
国際組織・独立時計師アカデミー(AHCI)会員。機械式時計において最も複雑な機構の一つである「トゥールビヨン」の日本における第一人者。2009年、国産初のトゥールビヨンウォッチを発表。設計から組立までの全工程を浅岡が手がけるメインブランド「HAJIME ASAOKA Tokyo Japan(ハジメアサオカ)」の時計は年間製造本数が一桁であり、王族や世界的時計コレクターを中心にこれまで納品してきた。現在、文京区にアトリエを構える。1965年神奈川生まれ、東京藝術大学デザイン科卒。
この記事のタグ
モノマックス2024年12月号のご案内
この記事を書いた人
カバン、財布、腕時計、アパレルなどのファッションアイテムから、家電、文房具、雑貨、クルマ、バイクまで、「価格以上の価値あるモノ」だけを厳選し、多角的にお届けします!
Twitter:@monomaxweb
Instagram:@monomax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする