MonoMax史上最長寿連載『ビームス特撮部』。セレクトショップ「ビームス」の特撮好きメンバーによって結成された「ビームス特撮部」が、毎回特撮にまつわる人や場所に取材を行っています。今回は大ヒット中の『シン・ウルトラマン』から、禍特対のメンバー・滝 明久役の有岡大貴さんがご登場! 撮影の裏話を伺いました!
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【GUEST】
有岡大貴さん
千葉県出身、アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」のメンバー。
滝は令和のイデ隊員!? 現場で作り上げたキャラクター
久芳 SNSでは、作品を絶賛する声が多いですね。
有岡 本当にありがたいです。皆さんの反応がずっと楽しみだったので、今回は僕も「シン・ウルトラマン」で検索してみたんです。よかったという声が多くて、すごく嬉しかったです。
久芳 「この物語は、滝(明久)がキーパーソンだ」という声もかなり見かけます。
有岡 嬉しいです。禍特対のなかでも、滝は結構人間らしさがあって、現実の人たちと距離が近いキャラクターだと思っているので、親近感を持っていただいたのかもしれませんね。
久芳 缶チューハイを飲んだり(笑)。
有岡 たくさん買ってましたよね(笑)。
久芳 ちなみに、有岡さんはストロングゼロを飲んだことあります?
有岡 あります。ロング缶を飲んだことがありますけど、結構酔いますね(笑)。
久芳 滝は現実とSFの境目のような立ち位置という微妙な役どころのせいか、有岡さんの演技がかなり細やかだったように思います。
有岡 滝のキャラクターは頭に入れて撮影に臨みましたけど、リアクションや手の震えなど細かいところは現場で樋口監督と話したりして、その場の雰囲気で作り上げたものが多いですね。
久芳 役にすごくハマッている印象がありましたが、滝は、有岡さんご自身と近かったですか?
有岡 近いところもありました。好きなものを人に話すとき、熱が入りすぎて早口になるところとか、そういう部分は共感できました。
久芳 他に滝を演じるにあたって意識した部分はありますか?
有岡 滝のデスクには『マイティジャック』の模型が置いてあるんです。僕は『マイティジャック』を知らなかったので勉強したら、『ウルトラマン』でイデ隊員を演じていた二瓶正也さんが出演されているのを知ったんです。これは樋口監督からのメッセージなのかなと思って、それから滝を演じるときは、ちょっとですけどイデ隊員っぽさを意識するようにしました。
久芳 確かに、何か意図がありそうで興味深いですね。
有岡 それで、撮影が終盤に差し掛かったところで、禍特対で記念写真を撮ることになったんです。『ウルトラマン』の科特隊の有名な写真を模して撮ろうということになり、樋口監督がポージングや配置にもこだわって、演出をつけてくれたんですけど、僕はイデ隊員の位置に立ってポーズをとったんです。「ああ、やっぱりそうかもしれないな」と。答え合わせじゃないですけど、自分の中で腑に落ちた部分がありました。
久芳 ヒーローものというところで、好きなヒーローはいますか?
有岡 やっぱり、小さい頃に出演させていただいた『百獣戦隊ガオレンジャー』は僕の中でも素敵な思い出ですね。他には『仮面ライダー龍騎』を夢中で観てました。特に仮面ライダーゾルダが好きだったので、演じていた純烈の小田井涼平さんとお会いしたときは、「ゾルダだ!」ってすごく興奮しました(笑)。
久芳 仮面ライダーゾルダが好きって渋いですね。
有岡 大人になった今は、ドラマや舞台の現場でお会いする技術さんやスタッフさんの職人気質なところにヒーローさを感じるようになりましたね。一般的には裏方さんと呼ばれていて、表からはなかなか見えないですけど、かっこいいんですよね。カメラさんがカメラをスタンバイする仕草とか、いつも「かっこいいな」と思っていて、そして「ありがとうございます」という思いで、みなさんの仕事ぶり見させていただいてます。
久芳 最後に、大ヒット記念で何かプレゼントしますと言われたら、何が欲しいですか?
有岡 滝のマグカップが欲しいですね。あの数式は僕が書いたんですよ。でも、窯で焼いたら数式が消えてしまって、もう一回書き直したんです(笑)。後は、電動アシストの自転車があったらいいですね。僕、サウナが好きなんですけど、それでサウナに行きたいです。帰り道、すごく気持ちいいでしょうね(笑)。
『シン・ウルトラマン』最新情報
全国映画館にて大ヒット上映中!
©2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©円谷プロ
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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