国産クラフトビール専門店が教える！アウトドアでこそ味わいたい「フルーツ・サワー・セゾン」6選【前編】

キャンプシーンの楽しみの1つといえば、開放感の中でのどを潤すビール。まさに非日常がもたらす至福の時間です。そんなとっておきの時間を演出する一杯にこだわってみるのはいかがでしょうか？ 
いま日本全国に点在するマイクロブルワリー（小規模醸造所）が注目されています。ネットでお取り寄せできるということもあり、多様な“クラフトビール”の勢いが増加中！
そこで、国産クラフトビール専門店「threefeet Tokyo」代表、ドライホップ多田さんに「アウトドアでこそ飲んでほしい！」というテーマで、今注目すべき国産クラフトビールを教えていただきました。今回は「フルーツ・サワー・セゾン」6選【前編】をお送りします。

副原料に果物を使ったり、麦汁に乳酸菌を加えたりしたスタイルはフルーティなテイストや爽やかな酸味など、一般的なビアスタイルとは異なる新鮮な味わいが愉しめる。

「サワー系はIPAなどにひと通り親しんだファンが次なる対象として触手を伸ばしている注目分野。最近はフルーツだけでなくクリーム系のスイーツを使って粘度を高めたスムージータイプなども登場し、斬新な様相を呈しています。果物やスイーツとの相性もいいので、食後のデザートとのペアリングにも適しています。セゾンはベルギー発祥の飲みやすいエールで、フルーツ、サワーと同様概ね苦みが控えめ。ビールの苦みが嫌い、という方でも親しみやすいスタイルです」（多田さん）

1.オレンジを思わせるフローラル感【Garapago Racing】Saison

味わいは、ややスパイシーで爽やか。飲みやすく、さっぱりとしたクラシカルセゾンだ。ピルスナーで使われるチェコ産ザーツホップや国産小麦などによる奥深さもあり、前菜やサラダから唐揚げまで幅広いメニューに合う。

2.夏期限定の人気商品【MARCA BREWING】MANGO SHAKE IPA

ペルー産マンゴーとアメリカ産ホップ（シトラ、モザイク）を贅沢に使用。パッションフルーツやバニラビーンズを加えてフレッシュなトロピカルテイストに仕上げた。甘すぎず、ビール本来の味わいが存分に愉しめる！

3.乳酸菌由来の酸味を生かした意欲作【VERTERE】Cupido

スロベニア産オーロラホップ由来の苦みよりも、乳酸菌由来の爽やかな酸味と甘みが際立つ。酵母や麦芽が織りなすアロマはフラワーブーケや蜂蜜のニュアンス。チーズなどを軽くつまみながら、食前酒として愉しむのもいい。