スポーツ走行と日常走行の両面で扱いやすさを向上
走行テストを繰り返すことで細部に至るまで調整し、ライディングフィールを高度にチューニングした最も新しい「HONDA CBR250RR」は強さとしなやかさを両立した鋼管トラス構造のフレームを採用。俊敏で安定感のある操作性はもちろん、日常走行でも扱いやすい構造となっている。
フロントフォークはショーワ製の倒立フロントフォークを採用。あらゆる速度域において安定感の高い減衰力が得られる仕様となっている。またリアサスペンションは5段階のプリロードアジャスターを装備。ソロ、タンデムライディングなどその時々に合わせた調整を可能にしている。また左右非対称のガルアーム形状をしたスイングアームはプロリンク式を採用。リアのバネ下重量を軽減し、剛性バランスを確保するとともに運動性能が向上している。
走りのテイストを楽しむセレクタブル トルク コントロール
「HONDA CBR250RR」には3つの走りのテイストを自在に楽しむことができるセレクタブル トルク コントロールを標準装備。左ハンドルの「MODEスイッチ」を操作することで、「Sport +(スポーツ プラス)」「Sport (スポーツ)」「Comfort(コンフォート)」の走行モードを切り替え。「Sport +(スポーツ プラス)」はレスポンス重視の力強い加速感を強調した走行、「Sport (スポーツ)」はオールラウンドにスポーツ走行が楽しめる標準モード、「Comfort(コンフォート)」はタンデムなどに適した乗り心地重視の走行に設定。電子制御のスロットルバイワイヤシステムを活かし、エンジンパフォーマンスを適切に引き出せるよう各設定値を最適化している。
またハザードランプやエマージェンシーストップシグナルも標準装備。急ブレーキには後続車の追突の危険性があり、クルマと違ってバイクは体がむき出しなので、危険度はより高い乗り物だ。そこでハザードランプを高速点滅し、急ブレーキをいち早く後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナルを装備しているのだ。
今回登場する最新鋭の「HONDA CBR250RR」はスポーティーでレーシングイメージを印象づける「グランプリレッド」、シャープなスタイリングを強調し力強い印象の「マットバリスティックブラックメタリック」、上質感と洗練された印象のある「パールグレアホワイト」の全3色を設定。「グランプリレッド」は税込907,500円、「マットバリスティックブラックメタリック」と「パールグレアホワイト」は税込869,000円となっている。
HONDA CBR250RRスペック
全長×全幅×全高 2,065×725×1,110mm
シート高 790mm
定員乗車 2人
車両重量 168kg
エンジン MC51E・水冷4ストロークDOHC 4バルブ直列2気筒
総排気量 249cc
最高出力 31kW(42PS)/13,500rpm
最大トルク 25Nm(2.5kgf•m)/10,750rpm
メーカー希望小売価格 ¥907,500(グランプリレッド)
問い合わせ先
本田技研工業 お客様相談センター TEL:0120-086819(オーハローバイク)
文/坂東 漠 画像提供/本田技研工業
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パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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