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【おしゃれすぎる空間!】二拠点生活を送るクリエイティブディレクター/チダコウイチさんのセンスある暮らしを拝見

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建物に合わせたヴィンテージインテリアで構成された空間。(東京・目黒)

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「こだわり抜いたセンスある空間」なんて言い方をするが、いったい“センス”とは何だろう。そしてどうすれば、その“センス”が磨かれていくのだろうか。まずはいろいろなものを見て、知って、感銘を受けることが大切。MonoMaster3月号特集「MY ROOM STYLEセンスのある空間。」では、部屋作りの達人たちがこだわりを詰め込んだ個性が光る空間を取材。その特集で最後に登場していただくのがクリエイティブディレクターのチダコウイチさん。東京・目黒区と神奈川・湘南エリアの秋谷で二拠点生活を送るチダコウイチさんの磨き抜かれたセンスをこの企画で吸収したい。

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チダさんPROFILE

クリエイティブディレクター/チダコウイチさん

クリエイティブディレクター
チダコウイチさん
文化服装学院卒業。これまで30以上ものブランドのディレクション、ショップの立ち上げ、プロデュースなどに携わってきたクリエイティブディレクター。多くのヴィンテージ住宅へ移り住み、アパレルだけでなく建築にも造詣が深い。

二拠点生活で変わるもの、変わらないもの。

MonoMaster3月号特集「MY ROOM STYLEセンスのある空間。」より
目黒と神奈川の秋谷で二拠点生活を愉しむチダコウイチさん。
「江戸時代に将軍家が鷹狩りに来ていたのがこのあたりで、休憩に立ち寄った茶屋がこの付近だったんです」
落語『目黒のさんま』に由来する伝統的な地域に建つのが二拠点生活の東京邸、ヴィラージュ目黒だ。
「高校生の頃は古書店通い、25歳くらいからはアメリカに古着の買い付けに行ったりして、味のあるモノに昔から興味があったんです。住宅に関しては26歳で赤坂のヴィンテージマンションに住んだのが最初ですね」
東京拠点となるヴィラージュ目黒は6年前に購入したのだが、実は25年ほど前にも隣の居室を借りていた。
「訳あって1年半で出るのですが、その後も米軍の将校ハウスに住んだりとヴィンテージ物件を渡り歩きました。でも吉村順三さんの作った集合住宅の雰囲気が忘れられず、この部屋を購入したんです」
吉村順三氏は皇居新宮殿の基本設計や奈良国立博物館新館、国際文化会館などを手がけた建築家だ。

美意識は少しずつ変化し、終点はない。

高台にある陽当たり良好な秋谷のリビング。薪ストーブが体に優しい暖かさを放つ。(神奈川・秋谷)
二拠点生活の神奈川邸は購入当時、朽ちて果ててボロボロだったという。
「鎌倉とか逗子とかに物件を見に来ていた時期があって、『面白いところがありますよ』と不動産屋さんに案内されたのが、この南葉山ハイツだったんです。ここも歴史的な分譲地で」
実際に案内されたヴィンテージハウスにインスピレーションを感じた。
「ボロくても素敵な造りだなあと思って。当時は目黒に会社もあったのでアクセスもよくて。36歳の時に購入して、キッチンを造り替えたり、増築したりフルリノベしたんですよ」
二拠点生活の使い分けを伺った。
「目黒は夫婦二人の完全なる生活の場です。二人ともクリエイターで、妻の創作の場は代官山のアトリエ。目黒から50分くらいで行ける秋谷が僕の創作の場。でもコロナの自粛期間中は、ずっと秋谷で暮らしてました」
どちらの住まいもヴィンテージ感を基調にしたセンスのある空間だ。
「秋谷の家を手に入れてからもう20年になるんですけど、その当時とは美意識が少しずつ変化しているので、今またリノベしてる最中なんです」

ヴィンテージ建築という共通点。都会での暮らし、自然の中での創作。

使い込んで歪んだヴィンテージテーブルを自ら電動サンダーで磨き平らに仕上げた。(東京・目黒)
使い込んで歪んだヴィンテージテーブルを自ら電動サンダーで磨き平らに仕上げた。(東京・目黒)

最新AV機器を備え、アナログ変換してヴィンテージ機器から音を出している。(東京・目黒)
最新AV機器を備え、アナログ変換してヴィンテージ機器から音を出している。(東京・目黒)

暖炉も備えるモダンなヴィンテージマンション。(東京・目黒)
暖炉も備えるモダンなヴィンテージマンション。(東京・目黒)

20年くらい前に購入した代官山の古い日本家屋をリノベし、奥さま・野口アヤさんのギャラリー&アトリエとして使用。
20年くらい前に購入した代官山の古い日本家屋をリノベし、奥さま・野口アヤさんのギャラリー&アトリエとして使用。

秋谷の家には炉を設置し陶芸創作を行っている。(神奈川・秋谷)
秋谷の家には炉を設置し陶芸創作を行っている。(神奈川・秋谷)

両扉の玄関は大型家具の搬入に便利。混み合う湘南はベスパが移動の足。(神奈川・秋谷)
両扉の玄関は大型家具の搬入に便利。混み合う湘南はベスパが移動の足。(神奈川・秋谷)

購入時は昭和建築らしさのある小さなキッチンだったが、アイランド型にリノベした。(神奈川・秋谷)
購入時は昭和建築らしさのある小さなキッチンだったが、アイランド型にリノベした。(神奈川・秋谷)

バルコニーからは湘南の海を眺めることができる好立地。(神奈川・秋谷)
バルコニーからは湘南の海を眺めることができる好立地。(神奈川・秋谷)

photo/Keisuke Nakamura edit & text/Shin Nogami(SIESTA PLANET)

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  • 建物に合わせたヴィンテージインテリアで構成された空間。(東京・目黒)
  • クリエイティブディレクター/チダコウイチさん
  • MonoMaster3月号特集「MY ROOM STYLEセンスのある空間。」より
  • 高台にある陽当たり良好な秋谷のリビング。薪ストーブが体に優しい暖かさを放つ。(神奈川・秋谷)
  • 使い込んで歪んだヴィンテージテーブルを自ら電動サンダーで磨き平らに仕上げた。(東京・目黒)
  • 最新AV機器を備え、アナログ変換してヴィンテージ機器から音を出している。(東京・目黒)
  • 暖炉も備えるモダンなヴィンテージマンション。(東京・目黒)
  • 20年くらい前に購入した代官山の古い日本家屋をリノベし、奥さま・野口アヤさんのギャラリー&アトリエとして使用。
  • 秋谷の家には炉を設置し陶芸創作を行っている。(神奈川・秋谷)
  • 両扉の玄関は大型家具の搬入に便利。混み合う湘南はベスパが移動の足。(神奈川・秋谷)
  • 購入時は昭和建築らしさのある小さなキッチンだったが、アイランド型にリノベした。(神奈川・秋谷)
  • バルコニーからは湘南の海を眺めることができる好立地。(神奈川・秋谷)

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MonoMaxの大人版として2018年9月に創刊した『MonoMaster(モノマスター)』。「“遊び心あるモノ・コト”が見つかる」をテーマに、こちらのWEBでは、時計やカバン、ファッション、車から、旅、グルメまで幅広いジャンルの情報をお届け。付録の紹介もしています!

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