英国のケータハムがコンセプトカー「EVセブン」を発表した。「EVセブン」は将来の完全電気自動車セブンの技術開発コンセプトモデルとして、7月に英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開される。ケータハムは、EVセブンとは別に、完全電気自動車のスポーツカーコンセプトも開発している。
もっとも重要なのは軽量であることだった
ケータハムは、1973年にロータスの創始者コーリン・チャップマンから「セブン」の製造・販売権を獲得して以来、この軽量で2人乗りのスポーツカーを生産。チャップマンへのオマージュとして、ケータハムは今日も、ドライビング・エクスペリエンスと楽しさをすべての活動の中心に据えることを哲学としている。
今回発表されたコンセプト「EVセブン」は将来にわたってこの軽量で2人乗りのスポーツカーを継続する可能性を検証するもので、その実現に向けて大きな一歩を踏み出したと言える。
「EVセブン」の開発でもっとも重要なのは、軽量であることだったという。ケータハムのCEOであるボブ・レイシュリー氏は「私たちが将来生産するEVモデルは、ケータハムのDNAである、軽量で、ファントゥドライブ、ドライバーに焦点を当てたものでなければなりません。このプロジェクトの主な目的は、従来のセブンに比べて乗客一人分の重量差しかない車両を開発することです。1トンのセブンを発売することは決してありません」と語っている。
その車両重量はベースとなる市販のセブンからわずか70kgの重量増(総重量700kg弱)で、ケータハム流に表現すれば、「EVセブン340」(340bhp/トン)ということになる。
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