2023年春に発表され、その後開催された東京モーターサイクルショーでも一際ライダーたちの注目を集めたホンダのニューモデル「XL750トランザルプ」。昨今人気となっているアウトドアシーンでの活躍が期待でき、また見た目もスマートでスタイリッシュ。アウトドアシーンではもちろん、街乗りからツーリングまで、幅広いシチュエーションで快適に使えるモデルとなっている。
老若男女、バイクビギナーからエキスパートまで、大勢のライダーが気になっているであろうモデルということで、今回はこの期待の「XL750トランザルプ」の試乗レポートをお届けします。購入を検討中の方、ぜひ参考に!
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スケールの大きなバイクライドも実現可能!
「日常から世界一周までを叶える、新世代のジャストオールラウンダー」をコンセプトとして開発された「XL750トランザルプ」。歴代のトランザルプが継承してきた市街地から高速道路、また峠道から未舗装路まで、幅広いシーンをこなし、スケールの大きなロングツーリングを快適に楽しむことを目標としている。
ちなみに初代XL600トランザルプは、世界一過酷なラリー競技大会への参戦から得られたノウハウを取り入れ、デュアルパーパスモデルのXLシリーズを進化させた新たなコンセプトモデルとして1987年に登場。その後、2008年に登場したXL700Vトランザルプの生産終了で一旦その流れは途切れたが、根強いファンたちの”復活”の声に応えるカタチでこの「XL750トランザルプ」が開発され、発売されることとなった。
機能性を調和させたボディに新設計のエンジンを搭載
初代モデルが実現した街乗り、フラットダート、そしてロングライドと多用途を満たす機能的でシンプルなデザインを継承。昨今トレンドとなっているアグレッシブなデザインとは一線を画したスタイリングで、ライダーとの親和性と頼れる印象を持たせつつ、都会においても調和してくれるモダンかつシンプルなスタイルとなっている。そんなボディに搭載されているのは、754ccの水冷4ストロークOHCの直列2気筒エンジン。十分な低中速トルクと確保しつつ、高回転時のパワーも引き出し、幅広いシーンに対してフレキシブルに応えるエンジン設計としている。
また専用のライディングモードの設定によって、走行環境やライダーの好みに応じた走りを提供してくれる。その他、視認性に優れる大型液晶メーターやスマートフォンとの連携が可能なHSVCS(ホンダスマートフォン・ボイスコントロール・システム)も快適装備も搭載されている。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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