「このスペックで約10万円は幸せ!」ティソ PRXの魅力が“ギュッと凝縮”した新作ウォッチ/編集長 奥家の『コレ買いです』Vol.28
執筆者: 編集長/奥家慎二
レトロフューチャーなデザインに心惹かれる!
次に、デザインや細部の仕上がりをチェック。
すでに触れましたけど、70年代を原点とするレトロフューチャーなデザインが今作の魅力です。スパッと切り立ったケースサイドやブレスレットまで連なる一体型フォルムが実に精悍です。しかも、シャープさを引き出しながらエッジを細かく面取りしていたり、部分ごとに仕上げを変えていたりしていて、細部にこだわっています。
機械式モデルの文字盤には、「チェッカーパターン」を採用。格子状に凹凸を設けたものですが、これがまたステキでした。角度に応じて美しい光沢を放つのは一般的なサンレイダイヤルと同様ですが、格子状に区切られたことで見え方がかなりユニークに。高級感があるのは前提として、モニターのドットやミラーボールの反射のようにも見えて面白いんです。
妥協のないアプライドインデックス仕様であるところは、スイスブランドとしての矜持を感じさせる点。ファセットカットも加えられ、気品が漂っています。
実用性を高める日付表示も搭載。金属枠の仕上がりもよく、さすがです。
最長80時間パワーリザーブで実用性にも優れる!
実用性も見逃せません。時計の心臓部であるムーブメントには「パワーマティック 80」を搭載。これのなにがスゴイかというと、最長80時間パワーリザーブを備えていること。一般的な機械式ムーブメントの稼働は40-50時間くらいといわれていますから、2倍近く動き続けるというわけ。また80時間というと、金曜夜に時計を外してから月曜朝を迎えてもまだ動いているから、時刻合わせする手間がいらないんです。
さらには耐磁性に優れたニヴァクロン™製ひげゼンマイの採用や、10気圧防水構造といったところも実用性を高めています。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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