【第1位】
「きっかけはお客様の 『柿の種ってどれも同じだよね』の一言 柿の種の概念を打ち破る本物の柿の種を食べて欲しい 日本唯一の柿ピー研究家の全面協力の基、日本中の柿の種を試食し厳選した逸品 いつもの柿の種より 高いのには理由がある 伝統を受け継いだ職人が、 その日の気温・湿度を肌で感じ取り、配合や生地を寝かせる時間を調整 一般的な柿の種に比べ、生地の焼き上げまで12倍程度の手間暇がかかる伝統製法でのこだわり 熟練の職人でも一度に10食程度しか味付けが出来ない気の遠くなる作業を寡黙に続ける本物の味 一番の違いは噛んだ時に響く心地よい音 食感の違う3種の柿の種が奏でるハーモニーは一度食べ始めると止まらない 柿の種の深淵に踏み込む第一弾 柿の種の真髄はここから始まる・・」(318文字)
「柿の種だけということにこだわって開発したということを伝えたいと想ううちに長くなりました。1つずつ食べ比べしても良し、3種類一気に食べても良し、お好きな組み合わせをお客さまに見つけていただきたいということを伝えたいです」
なぜこんなに商品名が長くなった?
ドン・キホーテのPB/OEM専門店「ドミセ アリオ八尾店」(大阪府)の売り場の様子
1位はなんと318文字!ドン・キホーテのホームページにすら全文字は掲載されていないほどの長さです。商品名としてカウントして良いのか?という疑問は沸くものの、ドンキとしては「あくまで商品名です」と胸を張る。そもそもなぜこんなに長い商品名を付けようと思ったのだろうか。
「長い商品名は弊社内では“ニュース”と呼んでおります。2021年の情熱価格ブランドリニューアルの際に、『驚きのニュースのない商品は発売しません』と宣言しました。現在でも、情熱価格として発売する商品の前提条件は“驚きのニュースがあること”になり、そのニュースを表現したものが、長い商品名となります」(ドンキ広報)
むしろ、「驚きのニュースがない商品は情熱価格として発売しない」と言い切るほど驚きや話題性も商品化の基準となっているようで、そのためにも「お客さまに商品の特徴を分かりやすく伝えるためのニュース」としての長い商品名なのだそう。
その特徴や想いを伝えようとする情熱が過ぎるあまり長すぎる商品名になってしまったようだ。逆にわかりにくいかと思いきや、店頭でパッケージがPOPの役割も果たしてくれる効果もあるのだそう。ドン・キホーテでPBを選ぶ際にはパッケージを熟読してみるとその商品についてよくわかるかも!? 注目してみてほしい。
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Twitter:@KA_HO_MA
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする