今回の目玉である蟹から食べていきましょう。普段滅多にしない食べ方なので少しドキドキしましたが、口に含むとジューシーな味わいが広がりました! 繊細な甘みを楽しむことができます。ほろほろとした食感がクセになりそう。
続いて気になっていた赤魚も。どんぶりの端にありながらも、身が大きいため、視線が行ってしまうような存在感を放っていました。ふっくらしており軽いので、無限に食べられそうな感覚!
そしてこのラインナップの中で特に私が感動したのが、実は「春菊と紅芯大根のつまみ揚げ」 なんです。正直、どうせ脇役的なポジションでしょ? と油断していたのですが、想像以上の美味しさでした。脇役には違いないのかもしれませんが、これは「名脇役」……だ! と一瞬で実感します。
去年の冬天丼では、かき揚げだったそうなのですが、今回は食感の良さを前面に出すため、つまみ揚げにしたのだとか。たしかに、紅芯大根のサイコロ切りなども相まって、食感が楽しい天ぷらに仕上がっていました。また、春菊の香り高さも魅力的です。つい蟹やエビといった人気者にばかり注目してしまいがちですが、改めて、このつまみ揚げや、シャキシャキれんこんといった野菜系天ぷらも侮れませんね。
メイン食材の蟹などのほか、赤魚や、紅芯大根、赤かぶというように、全体的に赤でまとめた一杯になっており、年末から新年に向けてのめでたさが感じられました。食べて美味しいのはもちろん、視覚的にも大満足です。
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ライター観山 栞
ウェブを中心に活動中。グルメ、アート、インテリア雑貨、ファッション、スニーカーなど得意ジャンルは幅広い。商品開発担当者へのインタビューなど、取材経験も豊富。趣味はスイーツ巡りや美術館に行くこと。
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