これぞダイバーズウオッチの大谷翔平!? セイコー プロスペックス[SBEJ009]のスゴさにしびれた!/編集長 奥家の『コレ買いです』Vol.48
執筆者: 編集長/奥家慎二
GMT機能&ロングパワーリザーブがすごい!
そして特筆すべきなのが、GMT機能を備えている点です。ダイバーズらしい太くて力強い時・分針と、赤色を指して視認性を高めた秒針、その上にゴールドカラーで彩られたGMT針を追加。第二時間帯の現在時刻であったり、ホームタイムの24時間計として活用することができます。
「さすがだな!」と感心したのが、インデックスデザインです。GMT時計といえば、その機能を有効化するための24時間表示をベゼルに刻印したモデルが多いのですが、今作はあくまで60分を計測するための目盛をそのまま採用。代わりに、24時間表示は見返し部分に設けるに留めています。GMTという新たな実用性を獲得しながらも、あくまで土台はダイバーズにあるという心意気を感じさせるデザインで、そこも惚れてしまいます。
ムーブメントには、新キャリバー6R54を搭載。こちらが優秀なのはGMT機能を備えていることに加えて、3日間(約72時間)というロングパワーリザーブも兼ね備えていること。土日は使わずに置いていても駆動し続けているから、月曜日から再び使うタイミングで時刻合わせする手間がないのがいいんですよね。
ちなみに、4時位置と5時位置の間にさりげなくデイト表示も設けられているのも、いぶし銀な魅力だと感じました。
ダイバーズならではの基本性能も、実生活に役立ってくれそうに思いました。
たとえばバツグンの蓄光性。ご覧の通り、針もインデックスもベゼルマーカーも、暗所において極めて力強い光を放ってくれます。海中における視認性を重要視するダイバーズらしい性能ですよね。
またなにげに便利なのが、ちょっとだけ長さを伸ばせるワンプッシュダイバーエクステンダー方式のクラスプを採用している点。もともとはダイビングで使うウェットスーツの上からでも難なく着用するためのギミックですが、日常生活においても、袖の上につけてみたりといったアレンジが可能になります。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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