これからもいろいろなことを経験して歌につなげたいです
久芳 生活のなかでこだわりはありますか?
遠藤 ボーカリストなら普通のことだと思いますけど、喉や体のケアを最近気にするようになりました。
久芳 きっかけは?
遠藤 コロナです。コロナ禍を経て、歌えることが当たり前じゃないんだと気付いたときに、年齢も考えて喉のケアをしてみようかと思うようになりました。
久芳 喉と言えば、遠藤さんはボイトレもされないですよね。
遠藤 ボイトレは技術的というより、メンタルのために行うものかなと思っています。いいパートナーが見つかってそれまでよりいい歌を歌えるようになるのはアリだと思いますが、僕は自分のことを弱い人間だと思っていて。人に頼る勇気がないというか。そういう方と巡り合うのは難しいかなと思ったので、自分ひとりで行くしかないという道を選びました。だから、誰も頼っていないです。頼れるのは加湿器だけです(笑)。
久芳 お話を聞いていると、楽しむと言いますか、自分にストレスをかけすぎないのが、遠藤さんのやり方なのかなと思いました。
遠藤 いろいろなプレッシャーがあっても楽しめるような自分でいないと、いいパフォーマンスもできないし、いい歌も歌えないと、すごく思います。スキルアップも大切ですが、やっぱり僕らは言葉を伝える仕事なので、いろんなことを経験しないと説得力がないだろうと。僕らが一番カッコ悪く見えるのは嘘くさいことだと思うので、これからも嘘じゃないものを歌っていきたいです。今回の「爆上戦隊ブンブンジャー」は歌詩がパワーワードだらけなんですが、ちゃんと伝えられるだけのいろんな経験をいっぱいしていきたいな、とは常に思ってます。
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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