ホンダから、かねてからアナウンスされていた注目の軽商用EV(電気自動車)「N-VAN e:(エヌバン イー)」が正式に発表された。人気の軽商用「N-VAN」をベースにすることで、求めやすい車両価格、大容量で使いやすい荷室空間を実現。
一充電航続可能距離はWLTCモードで245km、普通充電は4.5時間、急速充電は80%まで30分と、EVとして利便性も高い。しかも車両価格は300万円を切る¥2,659,800〜¥2,919,400。補助金を適用すると200万円を切るというのも大きな話題となっている。なお、販売開始は10月10日を予定している。
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商用から趣味用途まで幅広いニーズに対応するEV
「N-VAN e:」は、商用から趣味用途まで、幅広いニーズに対応するクルマとして好評のガソリンモデル「N-VAN」をベースに、電気自動車ならではの使い勝手を加えた軽商用EV。
フラットで低い床と高い天井がもたらす広く大容量な荷室空間、助手席側のセンターピラーをなくした大開口部など、「N-VAN」の特徴はそのままに電動化。大容量バッテリーの採用、電動アクスルの小型化、高電圧部品の集中配置による部品専有スペースの最小化などにより、商用ユースに求められる実用航続距離と大容量の荷室空間を両立させている。
主な商用ユースの一つである配送業務にも十分対応する一充電走行距離として、WLTCモードで245kmを実現したほか、充電時間は普通充電(6.0kW出力)で約4.5時間、急速充電(50kW)で約30分と利便性も高く、さらに、給電機能や静粛性などEVならではの価値も加えられている。
開発にあたっては、ヤマト運輸とともに集配業務における実用性の検証を重ね、現場レベルでの電力消費量、充電サイクル、ガソリン車との加減速の違いなどのデータを収集した。
安全性能に関しては、先進の安全運転支援機能を全タイプに標準装備。また軽商用バンとして初めてサイドカーテンエアバッグを運転席と助手席に装備、さらに軽自動車として初めて、衝突事故での2次被害を軽減する技術である衝突後ブレーキシステムを採用した。
また、スマートフォンアプリから、お出かけ前タイマー設定、充電待機時間設定、最大電流量設定、最大充電量設定、外部給電下限SOC設定を操作することができるホンダの会員制サポートサービス「Honda Total Care(ホンダ トータル ケア)」も用意。より快適な移動と電気代の抑制、航続距離の向上が期待される。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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