第2位「日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん」(日清食品)
日清食品
「日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん」
¥285(税抜)601kcal
あのお馴染みのどん兵衛が真っ赤なスープを引っ提げて爆誕。何よりインパクトある、おあげの上に乗っかった山盛りの「真っ赤な粉」……あれ?なんかどっかでみたような……。みなさんお気づきでしょうがあの「辛辛魚らーめん」はラーメンです。メーカーも含め別物なのでそこはお間違いなく(笑)
最近日清さんはカップヌードルやU.F.O.ブランドでも辛い系の商品を積極的にリリースしております。確かにどん兵衛にはレギュラーでしっかり辛い系がないので、ここは実験的とはいえレギュラー化を狙った意欲的な商品と見定めました。別添の袋は2つ。後入れの液体スープと「特製辛鰹粉」です。確かにSNS映えする仕上がりです。
液体スープの利点は「香り」。ポークベースのしっかりとしたコクに醤油の芯のある香りが食欲をそそります。これがおあげからの甘味が重なることで、どん兵衛でしか味わえない独特の「お出汁感」が楽しめます。さらに唐辛子&鰹粉が出汁に加わることでさらにバラエティ感が広がっていきます。
麺はいつものどん兵衛のうどんです。ただいつもと違うのは、麺に唐辛子と鰹粉が絡んでおり、噛むごとに辛味と旨味がしっかりと感じられるところ。特盛は乾燥重量で96gとしっかりと食べ応えも担保されているので、物足りなさはありません。常に思うのですが、どん兵衛の麺は和風だけでなく色々なテイストに対応できる「マルチ」な麺なので、この麺の進化は目を見張るものがあります。
この座布団のようなおあげが、スープの辛さを緩和さえしてくれる甘い存在感。アメとムチの良好な関係性。
「日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん」の評価
【計20/25点】
麺・・・・・・・★★★★☆
具・・・・・・・★★★★☆
スープ・・・・・★★★★☆
作りやすさ・・・★★★★☆
コスパ・・・・・★★★★☆
【総評】
通常のどん兵衛はエリア分けがあるのですが、これは全国統一でどちらかというと東向けのベースかと思われます。ただその分、唐辛子と鰹のハーモニーが東向けの醤油と相まって予想以上にバランスが良くレギュラー化を望む方も多いのではないのでしょうか。とても美味しかったです。
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この記事を書いた人
食文化研究家大和イチロウ
趣味として、時にはカップ麺や袋麺の監修を手がける“中の人”として、日々インスタントラーメンにまみれているラーメンマニア。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年で25,000食を実食。その足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店・やかん亭代表。
Twitter:@yamato160
Instagram:@yamato160
Website:https://yakantei.com/
お問い合わせ:info@yakantei.com
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